短編集２

・ ページ5

・○○ side






零二「なんで、メリケンサックが出てくんだよ」

『だ、だって、、零二くん怒ってから……』

零二「から？」

『殴られる……かなって、、』

零二「あほ。」

『…なっ、！？』

零二「俺が、お前を傷つける訳ねぇだろ」






もう色々訳わかんなくなってるけど、零二くんが言ってくれた言葉が嬉しくて







零二「なんで、泣くんだよ、」

『…嬉しくて…』

零二「当たり前だろ。○○には手をあげないし、あげる気もない。あと、○○の前では喧嘩しない。だから…さっきも……」

『……さっき？』








"○○の前では喧嘩はしない。だから…さっきも……"






さっきって、、楓士雄くんに会った時のこと？？








零二「なんで？俺だけじゃないわけ？」

『えっ、？』

零二「バレンタイン。アイツにも渡したんだろ？なんで？」

『え、え、？』







まさか、零二くんを怒らせた原因がそこだったとは………







『ただの友チョコだよ！？司くんにも、轟くんにも！！あ、あと鮫岡くん達にも渡してるし！！』








だから…ちゃんと説明したはずなんだけど、、？








零二「は、はぁ！？てめぇ、何人に渡してんだよ！」

『え、だから友チョコだってば、！』

零二「……男に友チョコあげる必要ある？」







あれ、、え、まって………これって…………もしかして、、









『零二くん。』

零二「なんだよ、」

『ヤキモチ……ですか？』

零二「…っ、んなわけねぇだろ、！」

『ぜ、絶対そうだっ、！』

零二「なんで嬉しそうなんだよ」

『嬉しいもん！！』








零二くんがヤキモチ！？！って嬉しくて。






その後、調子乗んなって優しくデコピンされたけど、







どうやら、零二くんの機嫌は直ったみたいです。

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