短編集２

・ ページ10

・ルプス side








『………あの、、』

ルプス「はい。どうされましたか？」

『………………私たち付き合っていたんですよね？』

ルプス「……っ、、え？」

『……るぷす、、』

ルプス「…、！？」








○○……俺のこと思い、出したのか……？







そう言いながら彼女を抱き締めようとした時·····








ルプス「……っ、、？」









··········目が、覚めた。










ルプス「……はぁ、、」









今までこんな夢、一度だって見たことなかったのに。









今日の俺はどうかしてるな………









『ルプスさん、おはようございます。大丈夫ですか…？』

ルプス「えぇ。少し変な夢をみただけ……って、え？」











夜間何かあってもすぐに護れるように。





都合のいい言葉を並べて、○○とは同じ部屋で寝るのが日常。






○○が寝たのを確認して、俺も寝て





○○が起きるより先に、俺が起きる。







それを繰り返していたはずなのに………









今朝は○○が先に目を覚ましている。










気がたるんでる証拠だな………











『そんな顔しないで下さい…お疲れみたいでしたし。ね…？』

ルプス「…ありがとうございます。ですが、同じ過ちは二度と犯しません。」











昔の俺と違って、今の俺なら









このプロテクトさえあれば。










何があっても、○○を守り抜ける。












一生、記憶が戻らなくても











『ルプスさん、そんなに謝らないでくださいよ……』













彼女を傍で守れるなら












ルプス「……○○、、さん。」












○○にとっての俺は、








ずっと"護衛"で良い。

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