短編集

呼び捨てチャレンジ＿ﾘｸ ページ23

・陸 side



「りゅーう、」

竜「ん？」




あの日を境に、竜のことを呼び捨てにするようになった竜の彼女。



なんか、羨ましいっていうか……




だって、俺の彼女なんて



『小田島くん…！ごめんね、待った？』



小田島くん呼びだよ？？？？




陸「全然待ってない。行こっか」

『うんっ、』




○○にとって俺は、”王子”であり


雲の上の存在…だったらしい。



ちなみにその理由で、告白3回断れたし。




だから彼女で居てくれるだけで嬉しいんだけど…



寂しいじゃん？小田島くんって。




陸「ねぇー、○○？」

『ん〜？』

陸「名前、呼んで？」

『…？小田島くん？』

陸「じゃなくて、」



じゃなくて、まで言ったら何となく察したらしい。



どんどん顔が赤くなったから。笑




『えっと、その、』

陸「やだ？」

『っ〜〜〜〜！、、りくっ、！』

陸「…っ、！？！」




次に顔が赤くなったのは、間違いなく俺。




いや、だってさ……陸くんって呼ばれると思ってたら…



呼び捨てって……可愛すぎるし。



破壊力えぐい…………




陸「あ、りがと、」

『い、えいえ、、？』




そのせいでめちゃくちゃキョドっちゃったおれ、


かっこ悪い。




陸「たまにでも良いから、呼んでね？」

『んー、ふふっ、小田島くん』

陸「えー、」

『りーくっ、』

陸「…っ、はぁ、かわい、」




いや、彼女が可愛すぎるのが悪い。

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