短編集

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・○○ side



今日は、竜くんが先生に呼び出されちゃって、だから下駄箱で待ち合わせしている。


いつも通りわちゃわちゃしてるネクストと別れて、


竜くんのところへ行こうとした時、



『へ！？竜くん…！』

竜「よっ、」



下駄箱に居るはずの竜くんが教室の前に。



竜「まぁたネクストに捕まってるんだろうなと思って、迎えに来た」

『え、ごめん待たせちゃった！？』

竜「そういうことじゃねぇよ…」



俺が迎えへに来たかっただけ。


そう言ってくれた竜くんに、顔に熱が集まった。



竜「行こっか」

『うんっ、』



いつも通り、手を繋いで歩き出したは良いけど…


呼び捨てってどのタイミングですればいいの…！？




竜「ん？どうした？」

『ううん、』



必死に思考を巡らせて、正解にたどり着こうと考えてみてたら……



竜「何？ちゃんと言って？」

『え、、』



私の変化とか些細なことにすぐ気づいてくれる竜くんだからこそ、


心配されてしまった…、、


だからって訳じゃないけど、勇気を振り絞って


きっと、タイミングは今だって。



『りゅ、竜……』

竜「…っえ、」

『って、呼んでも…いい？』

竜「え、良いっていうか…」

『だ、ダメ…？』

竜「…っ、むしろ嬉しいけど、」



”絶対喜ぶよ”


光輝の言う通りだった。



『よ、かった、』

竜「…ん。じゃあ行こ？」



その日の竜くん……竜は、


竜「ふっ、美味い？…そこ、付いてる」


いつもより数倍甘かった。




＿＿＿次の日


光輝「昨日、どうだった？」

海司「そりゃあねぇ〜？」

竜「…お前ら…」

『あ、怒んないで…あげて…』

竜「まぁ別に良いけど。おかげで呼び捨てにしてくれるようになったし」

光輝「惚気られたよな？いま」

海司「完全に惚気られたな」

※女の子の日＿ﾂｶｻ→←呼び捨てチャレンジ＿ﾘｭｳ

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