【チワワの逆襲 前編】cnin*1 ページ31
*anちゃんとの共同創作です(*^^*)
*こちらは前編となり、anちゃんのページに後編が上げられます。
***
in side
「…あのぉ…いのちゃん、」
「ん〜?」
「今やってることセクハラです。やめてください。」
「そんなバカな〜俺の愛情表現だよぉ〜?」
状況を説明しよう。
ここは都内の某高級ホテルの一室。もっと正確に言うと、ふかふかのキングサイズのベッドの上。
JUMPの宝物、もとい、俺の宝物である知 念は、俺の腕の中から冒頭の文句を言ってる。
やましいことはしていないんだよ?
知 念さんを抱きかかえて寝ているだけ。
もちろん2人とも服ちゃんと着ている。
あ…抱き心地いい。
何この完ぺきなサイズ感とかわいさ。最高かよ。
ぬくぬく。
やわやわ。
「いや、抱き枕みたいに言うなって人のことを!」
「えぇ〜だってだきまくらじゃん…」
「何言ってんだよ…抱き枕って言うならお尻を触らないでください」
「だってちねんのおしり好きだもん〜」
「はぁ…いのちゃん、ほんっとお酒弱いんだね」
なんでこんなシチュエーションになったかというと。
ここに来たのは、カレンダー撮影のため。
8人もいればそりゃ撮影の待ち時間が長くなる。そこは長年やってきた俺たちだから慣れたもんだ。
しかし、なぜか今日は俺と知 念だけめちゃくちゃ入り時間早くて、それに撮る順番後回しされて…結局4時間も待たされる羽目に。
せっかくだし、ご飯でも行く?と何気なく言い出した俺の提案に、知 念は二つ返事で乗ってくれて、2人で鉄板焼きを食べることになった。
俺たち、贅沢な大人だな〜と、他愛も無い話をしながら運ばれる料理を食べ、調子に乗ってノンアルコールのシャンパンまでいただいちゃって、ほんと楽しい時間を過ごせた。
事件はお会計のときに起こった。
最近のノンアルコールドリンクすげーな!本物みたい!なんて騒いだ俺たちに、申し訳無さそうな顔で支配人が駆けつけて、
『たいへん申し訳ございません、先程お持ちしましたのはノンアルコールではなく、本当のシャンパンでして…』
つまり、俺と知 念は仕事中にガッツリ飲酒したってわけで。
マネージャーに事情説明したら、『アホか?!そんな真っ赤な顔で撮影挑むつもり?!』と
予想通りこっぴどく怒られ、とりあえず部屋借りるから2人で頭冷やせ!ってホテルの一室に閉じ込められた。
で、話は冒頭に戻る。
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作者名:yoku | 作成日時:2020年8月16日 11時