【9月1日】ybin ＊1 ページ4
(伊野尾さんの復帰祝いです(*^^*)
パパっと書いたものですので、文法などの間違いありましたらごめんなさい…汗)
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二週間ほどの在宅療養を経て、今日はやっと仕事に復帰できる。
気持ちを正直に言う。
…めちゃめちゃ緊張する。
迷惑かけて心配させた申し訳なさもあり、久しぶりにメンバーやスタッフさんたちに会えるわくわく感もあって、昨夜めずらしく眠れなくなっていた。
どんな顔で挨拶すればいいだろう。
開口一番になにを言えばいいだろう。
“ごめんね”って言ったらきっと謝らなくていいと言われるだろうし、かといって“待ってくれてありがとう”っていうのも、なんか変だな…
べつに、俺だから待ってくれたわけでもないし。
チームの一員だから待つしかないって人も、きっといるだろうし。
自意識過剰だと思われたくないけど…なにが正解なの？こういう場合。
そんなことを考えてたら眠気が完全に覚めて、ベッドでずっと寝返りだけ打って、心配と緊張でプチパニック状態になりそうなその時。
ピコン
メッセージの提示音と同時に光った画面を覗いたら、薮からのメールだった。
『いよいよ明日だね、頑張れよ。あっ、もう今日か(笑)』
「メールでも自分で言って自分で笑うんじゃねーよ」と、思わずツッコんだよね(笑)
てか薮もまだ寝てないんだ…サッカー見てるのかな？
「…起きてたら電話くれば良いのに。」
意味のないつぶやきが空っぽの空間で溶け去って、より寂しく感じさせてしまった。
これはたぶん、寝てるはずの俺を起こさないようにという、薮の優しさなのにな…
ダメだ、考えれば考えるほど頭冴えてくるから、早く寝ないと。
そう決心して携帯を手放そうとすると、
ピコン
二通目のメールが届いた。
『既読つくの早っ！早く寝ろ！おやすみ！』
…いやお前もだよ！ツアー中でも平気で夜ふかしするサッカーバカに言われたくないけど！
でも、なぜだろう…
薮の短いメール二通で、すごく、ホッとする。
心がポカポカしてて、今なら気持ちよく寝れそう。
薮にはお布団に入るネコのスタンプだけ送って、目を閉じた。
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作者名：yoku | 作成日時：2020年8月16日 11時
