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エピソード6 ページ13

「お久しぶりです。若」

旋風「……っ!」

少年の声が、言葉が、身体中に染み渡っていき旋風の胸は震えた

舞う花びらの数だけ、思い出のフィルムが、長い間止まっていた映写機が動き始めたようだ

旋風はぎこちなくだが、ゆっくりと驚きの顔が笑顔に変わる

旋風「やっと……やっと、これを君に返せるんだね…」

懐から取り出した物を旋風は少年に差し出す

それは…緑色の忍シュリケン

10年前に父・好天が友の為に用意し、天晴が形見のような形で持ち帰ってきた忍シュリケンだ

10年前のあの日に息子に託されて以来、友に再会出来た時にはいつでも返せるように、旋風は1日たりとも肌身離さず持ち歩いていたのだ

旋風「おかえり…」

旋風は笑顔を向けながら、10年間ずっと言いたかった言葉を言った

その言葉を聞いた少年は小さく息を呑み、大きな目を潤ませると白い手で緑色の忍シュリケンを受け取った

「ただいま……」

両手で忍シュリケンを包み込み、口からどこか照れくさそうに返事がこぼれた

その時…

天道「あ――!!」

天道が大声を上げて、視界に割り込んできた

天道「ずるいー!じいちゃん、忍シュリケンは中学生になるまでダメって言ってたじゃん!」

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カオス(プロフ) - salomeさん» salomeさんへ。次の九衛門の話決まりましたよ。九衛門ってご家老には名前を間違えられ、有明の方にはもっと恐れをと言われてますよね。それで苦労している九衛門の小説を書こうと思います (2016年6月5日 9時) (携帯から) (レス) id: ceea5476d5 (このIDを非表示/違反報告)
カオス(プロフ) - salomeさん» 次の話はまだ考え中です(^_^;) (2016年6月2日 13時) (携帯から) (レス) id: ceea5476d5 (このIDを非表示/違反報告)
salome - あたたかいあの場所完結お疲れ様ですVシネマも男で転生してくれた方が良いのに九衛門ボイス聞けるかな私声も気に入ってたからVシネマで期待するしかない次はどの話を作りますか九衛門関連で (2016年6月2日 12時) (レス) id: 453b274591 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カオス | 作成日時:2016年4月24日 23時

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