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「ほーら、康二帰るぞ〜」
「嫌や！まだ飲むっ！」
2時間くらい飲み続けていた俺たち
しかし、阿部ちゃんとふっかさんは明日仕事があるため、お開きとなったが
まだ飲み足りない酔っ払いの康二が駄々をこね始めた
そして、冒頭に至る
「じゃあ、康二1人で飲むことになるけど？」
「え、みんな帰るん？」
「帰るわ、話聞いとけ」
「いだっ！」
間抜け面の康二に軽いデコピンをお見舞いした ふっかさん
その顔は、康二にしか見せないデレ顔
それがムカついて
2人だけの世界にしたくなくて
俺を瞳に映して欲しくて
『康二、帰ろ』
「めめ、っ？」
ふっかさんを押し退けて、康二の腕を掴んで引いた
焦点のズレた瞳は、やっと俺を捉えてくれる
「めめも、帰る？」
『うん、一緒に帰ろ？』
「わかった！めめと帰るっ！」
康二は、パァッという効果音が聞こえてきそうなくらい明るく笑い、俺の胸へと飛びつく
嬉しさと愛おしさが相まって、俺は閉じ込めるように腰に手を回した
やばい、まじで破壊力が…
「え、康二さん？俺とは帰ってくれねーの？」
「ふっかさんはダメ！めめと俺で2人きりがええのっ！」
「ひどっ、ふっかさん拗ねてやるからな！！」
本当に拗ねたように俺たちに背を向けると、「じゃ目黒、康二のこと頼んだわ」と言って部屋を出て行った
多分、お会計とか済ませてくれるんだろーな
マジでカッコいいよね、ふっかさんって
「じゃ、俺も行くね」
『阿部ちゃん本当ごめん、また連絡する』
「うん、待ってる」
不安そうに笑うから、今日のことに対する罪悪感が半端なくなる
本当、申し訳ないことしたな
すると、俺たちの会話をよく聞いていない、テンションMAXの康二は楽しそうに跳ね上がり
「あーぷぅ、またな！！」
「またね、康二」
阿部ちゃんに、ブンブンと勢いよく手を振る
阿部ちゃんも康二を見ると、いつものニコニコの笑顔に戻って、ふっかさんの後を追った
『康二、俺らも出よ』
「んふふ、はーい」
『ちゃんと歩けって』
「んー、ならめめの腕借りるで」
フラフラな足取りで俺の横へピッタリとくっ付き、ぎゅうっと腕組みをされる
ほんと、もう…くそっ
これ、離したくねーな
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イサ(プロフ) - スメシ様の書かれるいわふかあべさくだてなべめめこじ大好きで何度も読み返してます…;; またこちらで読める機会がありましたら嬉しいです。素敵な作品をありがとうございました！ (2022年1月9日 9時) (
レス) id: eb8e475cce (このIDを非表示/違反報告)
スメシ - うどんさん» コメントありがとうございます！こちらこそ今までの作品の応援、とても嬉しかったです！大変勝手な決定となってしまいましたが、インスタの方でもよろしくお願い致します！ (2021年9月20日 20時) (レス) id: d18bd80c72 (このIDを非表示/違反報告)
スメシ - ぷりんさん» フォローしていただきありがとうございます！ご期待に添えるように頑張ります！ (2021年9月20日 20時) (レス) id: d18bd80c72 (このIDを非表示/違反報告)
うどん - スメシさん！今までたくさんの作品をありがとうございました。インスタフォローしました。こちらでの更新は停止と言うことで、残念ですがこれからはインスタを楽しみにしております。 (2021年9月20日 12時) (レス) id: 4c906168c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - スメシ様教えて頂きたいありがとうございます。フォローさせて頂きました！これからも更新楽しみにしています！ (2021年9月20日 9時) (レス) id: 446438cc75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スメシ | 作成日時：2021年5月1日 22時
