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・向井目線
ピンポーン
『おわぁ！？』
軽快な音が聞こえて、睨めっこしていたスマホを床に落とした
誰やねん、こんな時に…
そう思いながらインターホンに向かえば
「康二」
『めめ！？』
さっきまで開いていたトーク画面の相手が居った
息切れて元気のない様子だったため、すぐに玄関を開けに行く
『どないし___________ 』
_____た
最後の1文字は、めめの胸の中に閉じ込められる
「康二、」
『ちょ、ここ玄関っ』
「ん…」
『ふっ、んん』
離れようと肩を押すが、離さない とでも言いたそうに唇が重なった
荒々しいのに、どこか怯えているような優しいキス
きゅっ、と胸が締め付けられる
『…んぁ、ふ』
「名前、呼んで」
『れ、ん…っ』
「っ康二」
それと同時にキスは止み、めめの顔が俺の首元に埋められた
触れているめめの手は少しだけ震えている
こんな めめ、初めて見たな
もしかして、今日の記事がここまで追い詰めてしもうたんか？
こんなに傷つけてしもうたんか？
『蓮、こっち向いてみ』
「むり」
『ええから、顔見たい』
無理やり顔を俺の方に向けさせると、タレ目を余計に垂れさせた情けない顔
いつもの男前はどこ行った
『記事、見たん？』
「ラウから送られてきた」
『そか、俺もメッセージ送ったんに気づかなかったんかい』
拗ねた大型犬の機嫌を取るように、頭をワシャワシャと撫で回す
珍しく嫌がったりせんから、相当弱っとるようやな
けど、なんか嬉しくなってまうよ
多分 俺、めちゃくちゃデレデレした顔しとるんやろうな、自分でも分かるで
「何笑ってんの」
『ふふ、やって蓮がヤキモチ妬いてくれとるんやもん』
「妬くだろ、こんなの」
『ん、』
笑われるのが嫌なのか、不機嫌そうな唇が触れた
さっきとは違って、少しだけの短いキス
さすが焦らしのプロやな
『もうちょい深いキス、せんでええの？』
「は？」
『こんなキスで、蓮のヤキモチ晴れてまうん？』
煽るように首に手を回すと、男らしい喉仏が上下した
緊張しとる、かわええ
「全部、受け止めろよ？」
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イサ(プロフ) - スメシ様の書かれるいわふかあべさくだてなべめめこじ大好きで何度も読み返してます…;; またこちらで読める機会がありましたら嬉しいです。素敵な作品をありがとうございました！ (2022年1月9日 9時) (
レス) id: eb8e475cce (このIDを非表示/違反報告)
スメシ - うどんさん» コメントありがとうございます！こちらこそ今までの作品の応援、とても嬉しかったです！大変勝手な決定となってしまいましたが、インスタの方でもよろしくお願い致します！ (2021年9月20日 20時) (レス) id: d18bd80c72 (このIDを非表示/違反報告)
スメシ - ぷりんさん» フォローしていただきありがとうございます！ご期待に添えるように頑張ります！ (2021年9月20日 20時) (レス) id: d18bd80c72 (このIDを非表示/違反報告)
うどん - スメシさん！今までたくさんの作品をありがとうございました。インスタフォローしました。こちらでの更新は停止と言うことで、残念ですがこれからはインスタを楽しみにしております。 (2021年9月20日 12時) (レス) id: 4c906168c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - スメシ様教えて頂きたいありがとうございます。フォローさせて頂きました！これからも更新楽しみにしています！ (2021年9月20日 9時) (レス) id: 446438cc75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スメシ | 作成日時：2021年5月1日 22時
