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ドキドキとかってレベルじゃない。
なんかもう、オエッてなるくらいの緊張。
潤さんは何も言わず、コップを持って奥に片付けに行った。
やっぱり嫌だったかな...潤さんは飲みに行くつもりで居たんだから、花火じゃなくて飲みに行こうって誘う方がまだマシだったかな...
そんな事を考えると、泣きそうになる。
だけどこっちに帰ってきた潤さんは、私の不安な気持ちを他所に「ビール飲もうぜ！」って缶ビールを2本持って笑ってた。
「え...？」
「花火には時間まだ早いし」
「あ...花火、見るんですか...？」
「Aが見ようっつったんだろー？」
さっきと同じように向かい合わせで座って、缶ビールを渡される。
ちゃんと飲み口を開けてくれてる事に、感動。
「はい、乾杯」
「あっ、乾杯！」
缶同士を軽くぶつけて、ビールを飲む。
窓の外は、陽が落ちて行く空。
さっきからずっと心臓が口からボロンと出てしまいそう。
でも黙ってたら余計にドキドキ増幅するから、何か会話...。
「潤さん」
「ん？」
「東京、楽しかったですか？」
「あー、東京？楽しいってゆーか、実家帰ったよーな気分かな」
「じゃあ、リフレッシュ出来たんですね！」
「そうだね」
東京での事を思い出したのか、フフっと笑った潤さん。
「あのみぞれ氷、美味しそうでした」
「他の奴らはみかん氷とか作ってたんだけど、俺はやっぱみぞれだよなーと思って」
「みかん氷も美味しそうだけど、でもやっぱりみぞれですよー！みぞれが1番！」
好きな人と同じ物が好きなのって、本当に嬉しい。
だから同調して強調してしまう。
「何かみぞれ食ってたら、思い出して」
「何をですか？」
「お前」
ツルンと手から滑った缶がテーブルに落ちて、トポトポとビールが流れ出す。
倒れた缶を潤さんが「うわっ！マジか！」と笑いながら起こして、近くにあったボックスティッシュを取って零れたビールを拭いてくれた。
「何やってんだよ」
「だって...だって、今...潤さんが...」
「何？ハッキリ喋って」
「潤さんがとんでもない事言ったから！」
テーブルを拭きながら、潤さんは「んー？」と訝しげ。
「何がとんでもないのか分かんないんだけど」
「……私を思い出したって...」
「思い出したからLINE送ったんだし、別にそんなとんでもない事でも無くね？」
「潤さんが東京で私を思い出すとか.....」
普通に泣きそうです。
泣きそうなんですけど、なぜ潤さんは爆笑してるの。
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るこ(プロフ) - 完結ありがとうございました。多分今の私の気持ちreiさんの気持ちと似た気持ちだと思います。でもreiさんのお話大好きなので、またお会いできるのをのんびり待っていますね。 (2020年5月23日 17時) (
レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - 完結、ありがとうございました。そしてreiさんのお気持ち、分かるような気になってます、すみません。また書きたいなと思える時がきたら、よろしくお願いいたします。reiさんが大好きなので、無理せず、楽しくお過ごし下さいね。 (2020年5月19日 0時) (レス) id: 60fee0eb93 (このIDを非表示/違反報告)
あもゆ(プロフ) - 完結おつかれさまでした。そしてありがとうございました。お互い素直になれなくてこじらせまくってしまい、お互いの気持ちが通じ合うまで長い時間がかかってしまいましたが、とにかく良かった｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡自然と涙が出て流れてました。 (2020年5月17日 7時) (レス) id: 7ecebd6013 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 完結お疲れ様でした。まぁくんのちょっと能天気で優しいところが分かって良かった。主人公ちゃんからの目線だととんだ小悪魔だったからなぁ(笑) reiさん…創作意欲が涌いたら戻って来てね。待ってます。アデュー (2020年5月16日 11時) (レス) id: aab6d8833f (このIDを非表示/違反報告)
おちょう@7(プロフ) - まー君サイドのお話も、完結ありがとうございます。切なさMAXで、最後まで読みました。二人の幸せを願います。こちらに載っている短編は、どれも好きなお話ばかりです。またお会い出来る日を楽しみにしています。 (2020年5月15日 19時) (レス) id: 9201910101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rei
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=reika72
作成日時：2019年8月5日 21時
