ほんまに好き 3【短編集】

天使？【さや香・新山士彦】R* ページ3

キキさん、2回目のリクエストありがとうございます(｡･ω･｡)ﾉ♡

遅くなってすみません

〜×〜×〜×〜
石井side




『…兄ちゃんいますか？』

「あれ？どうしたん」

『兄ちゃん、携帯忘れとって…』

新山の携帯を取り出して、俺に見せてくれた

「新山ついさっきトイレ行ったねん。中で待っとき」

『ありがとうございます』

Aちゃんが楽屋に入る




山「新山の妹ちゃんやんな？」

『はいっ！』

洲「全然似てへんよな笑」

は「生で見るほうがめっちゃ可愛い！」

『ええっ？！』

“青っ鼻香る”の楽屋

新山がいつも自慢げに写真を見せてくるから、みんな顔見知りって感じで接する

…実際会うんは多分初めてなんやけど



『これ渡してもらえるだけでいいんですけど』

「いや、ここでAちゃんに帰られたら俺らが困んねん」

『？』

新山の溺愛っぷりからして、俺らがここでAちゃんを帰したらこのあとのステージに影響が出る

溺愛したくなるのはわかる

めっちゃ可愛いし(実際何回かスカウトされたらしい)、いかにも“清楚系”って感じで…こんな子が妹やったら心配なるのはわかるわ


『石井さんがそう言うなら…』

男ばっかに囲まれて気まずいんか、ちょっと困りながらもみんなの質問に答える





ガチャ

ドアが開いて

新「…えっ……天使？」

「あほか」

新「Aにあほとか言うな！」

「お前に言うたんや」

ものすんごい勢いでAちゃんをラニーとネイビーズの輪から拉致(らち)る



新「大丈夫っ？なんにもされてない？！」

皆「俺らなんやと思ってんねん」

新「男はみんな狼やで」

「お前が1番危ない」

『大丈夫やで？みんな優しくしてくださったもん』

新「…脅されたんか？」

洲「ほんまなんやと思ってんねん笑」

『あ、兄ちゃんこれ！』

Aちゃんが新山の携帯を取り出す


『家に忘れとったやろ？』

新「えっ…わざわざ持ってってくれたん？」

『なかったら大変かなって』

新「優しいっ！！可愛いっ！！ありがとう大好きっ！！！」

『わぁっ笑』

新山がガバって音するんちゃうかってくらいの勢いで抱きつく



新「ｽｰﾊｰ( ˘ ³˘)……ええ匂い」

「キモっ」

『兄ちゃんくすぐったいわぁ〜』

それに全く動じてないAちゃん…

この兄妹やばいな


『じゃあね、お兄ちゃん』

新「もう行くん？」

『うん、これからデートやねん』

新「え」



このあとのステージ、新山が元気なかったことは言うまでもない

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