かわいいのは【四千頭身・石橋遼大】 ページ10
俺には、1つ年上の彼女がいる
高校のときの、部活のマネージャー
先輩の高校卒業と同時に付き合うことになった
俺から告白した
俺が、後悔しないように
クールで綺麗な先輩が、俺の事好きとは思わなかったけど
…付き合ってから分かった
「…ただいま」
『りょーだいっ』
1,家に帰ると抱きついてくる
「…なんかついてる？」
『…んーん。かっこいいなって』
2,めっちゃ見てくる
『遼大』
「なに？」
『好き』
3,1日1回は好きって言ってくれる
…ここまではまだいい
普段クールな先輩が、俺にだけこんな姿を見せてくれる
すごく嬉しくて、可愛くて、俺も大好きなんだけど
『可愛いね、遼大』
「…」
4,すぐ可愛いって言ってくる
これは嫌だ
かっこいいって言われる方が全然嬉しいし…
可愛いって…俺みたいなのに言う言葉じゃないだろ
嫌だっていつも言うけど…
『でも…ほんとのことだよ？』
って、綺麗な顔で言ってくるからなんにも言えなくなる
…でも今日こそは……
「ふーっ…」
風呂に上がる前に深呼吸
今日こそ、先輩に可愛いって言う
実は、いつも言ってもらうばかりで、俺からちゃんと言えたことがない
今日こそ…
『遼大おいで』
「ん」
風呂を出てすぐ、先輩に呼ばれて隣に座る
ソファーがずんっと沈むのがわかる
『これ、後輩にもらったんだ〜』
そう言って、イヤリングを耳に当てる
『かわいっ？』
「…うん」
……今言えたじゃん…
『良かった！杉野くんにも言っとこ〜』
…え？
「え、待って先輩」
『ん？』
「後輩って男…？」
『ん？うん』
男に…アクセサリー……
俺だって数えるほどしかあげたことないのに
「ねぇ、先輩」
『ん？』
「…もっと危機感もって」
『えっ？』
イヤリングがついた耳を触る
『くすぐったいよ、遼大…』
そう言う先輩の耳元で
Aが可愛いすぎて心配
小さな声で、でもしっかりと囁く
先輩は両手で顔を抑える
『かっこよすぎる…』
先輩を可愛いって言えたこと、先輩が俺をかっこいいって言ったことが嬉しかった
「…可愛くないでしょ、俺」
『可愛いけど可愛くない〜』
「可愛くないから。…というか、顔見せてよ」
さっきから全然顔から手を離してくれない
『無理恥ずかしすぎる』
「…俺のが恥ずかしいんだけど」
耳まで真っ赤になってる先輩
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 510人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
す一た - 分からない芸人さんかもしれないですが、「サツマ力ワRPG」さんで小説を書いてほしいです。知らない人、リクエストしてすみません。 (2021年5月16日 21時) (
レス) id: 8bdde92bd4 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - むぎさん» リクエストですか？この続編がありますので、そちらで書かせていただきます！何か希望のシチュエーションとかありますでしょうか？ (2020年5月17日 13時) (レス) id: c2e22e06fc (このIDを非表示/違反報告)
むぎ(プロフ) - 石橋さんお願いします！ (2020年5月16日 15時) (レス) id: f97dd0eaac (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - あじゅさん» いや、逆に知らなくてすみません。了解しました！遅くなります、すみません。 (2020年3月28日 20時) (レス) id: 25dc032f5d (このIDを非表示/違反報告)
あじゅ(プロフ) - まなかさん» 知らない人リクエストしてしまってすみません（ ; ; ）全然それで大丈夫です！ (2020年3月28日 18時) (レス) id: cd61ff81e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まなか | 作成日時：2020年1月22日 23時
