ほんまに好き【短編集】

かなわない 1.5【ラニーノーズ・山田健人】R* ページ47

水夢さん、リクエストありがとうございます(｡･ω･｡)ﾉ♡

気に入っていただけたら目から嬉しいの極みかん果汁です(めっちゃしみるやん)

それでは、お話の方、どうぞっ！

〜×〜×〜×〜



『…健人』

「なに…？」

『…幸せ……』


今日もまた、Aが俺の家に来とる

この前のこともあって、俺はAの家がええって言ったんやけど、Aはどうしても俺の家がええって言って聞かんかった

その理由が……









『…健人の布団、ええ匂い……』

「…」

Aは俺の家に来るなり、布団に入って

全然出てこん……



「…どうしたん」

『んー？』

「…なんで布団の匂い嗅ぐん？」

なんか嫌やわと言って、剥がそうとするけど

『…むぅ〜りぃぃぃ〜………』

…なかなか力強いな



『…健人』

「ん？」

『…手繋ご』


…なんなん、珍しく素直やんか

「…ん」

Aの手を握る

『…へへっ』

…ああああああ！！可愛いな、もう！！！


「…そんなに布団がええんか？」

『…健人の匂いするから…好き』

「…」



…………フェーーーーーーーーン！！！←

無理！可愛すぎ！！

同居人(アイツら)おるけど知らん！！！



「…A」

『ん？』

手を握ったまま、幸せそうな顔で俺を見る

「キスしても『やだ』…は？」

『今は布団と仲良くする』

そう言うと、手を離してそっぽを向いてしまう









はぁん？なんで？？

「なんでよ、なぁ〜……」

『…知らん』

知らんってなんやねん


布団の中で丸まるAに覆いかぶさる

『…なに』

「俺も仲良くしたーい」

『あかん。布団とラブラブ中』

「俺もしたい」

『…嫌や。今健人の匂い充電中…』

…あはぁぁ…可愛い……



でも…









「…お願い」

『やっ』

「…これから、毎日嗅げるから」

『…はぇっ？』

Aが布団から顔を出す

「なんちゅう声や笑」

『え？な、今のどういう意味？！』

「おーおー…急に起き上がんなって笑」

『え、だって、健人が……』

「うん、そういうこと」

『…ちゃんと言って欲しい、健人』


「…いっしょに、住みませんか」

Aは満足そうに笑って、俺の顔を両手で包む

…で、つぶす




「ぶっ？！」

『住みたいです！』

「ちょ、こえやえろ(これやめろ)」

『かっこいいで？』

「うえいくあい(嬉しくない)」

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