・ ページ42
Aside
『ごめん、雅人さん
私、雅人さんに何したんやろ
全然自覚なくて…教えてくれへんかな』
そう言うと、やっと目が合う
桑「……とる」
『ん？』
桑「…拗ねとる」
そう言って、恥ずかしそうにまたフイっと顔をそらす
その様子が、初めて見る様子でびっくりしたけど
子供っぽくて
可愛くて
つい笑ってまう
桑「…なんで笑うん」
『ごめん…可愛くてつい…笑』
桑「…ん〜……」
あれ…？
『余計拗ねてもた？』
桑「…」
拗ねてもた笑
『ごめんな？雅人さん
…教えて？なんで拗ねとるん？』
しばらくして、こっちをチラッと見る
私の目を5秒くらい黙って見つめたあと、
桑「嫉妬…した」
小さい声でそう言った
『…嫉妬？』
雅人さんが小さくうなずく
桑「…後輩と、仲いいやん」
『え？あー…まぁ、うん…？』
桑「…やから、嫌……」
そう言って、体育座りしたまま
私に背を向けて寝転ぶ
雅人さんの耳が真っ赤で可愛い
『…そっか、ごめんな？
雅人さんがこうやって拗ねるほど嫌やとは思わんかったわ』
桑「…あんま話さんとって」
『うーん…難しいか「話さんとって」…はい笑』
桑「あと…距離近い」
『はい…』
桑「あと、手握らせたらあかん」
『…雅人さんは？』
桑「…俺はええ。俺だけ」
『…はーい』
桑「…みんなに付き合っとること言ってもええ？」
『…それは「言ってもええ？」…うん、わかった
わかったから、顔見せて？』
顔見んと話すの…寂しいわ
そう続けると、体育座りをやめて、ゆっくりとこっちを向く
『…機嫌直った？』
桑「ん」
満足そうに笑う雅人さん
『なんか…今日雅人さん可愛くてキュンキュンします笑』
桑「…ん」
片手を差し出してくる
握手かと思って握ると…
『うわぁっ！！』
引っ張られて、雅人さんの上に重なる
『え、えっ？お、重いからっ…』
そう言って どこうとするけど雅人さんが抱きしめてきてどこうにもどけない……
桑「…心臓はや」
『雅人さんもはやい笑』
雅人さんの胸に耳を当てる
桑「あんま聞かんとって…」
雅人さんの方を見ると、今まで見たことないくらい真っ赤になってそう言う
珍しくて、可愛くて、ずっと見とると…
桑「…あほ」
そう言って私のおでこにそっとキスする
桑「見んなって言っとるやろ」
『…んふふ、可愛いから笑』
桑「うるさい…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 423人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嘘つきピエロ - 後藤がめっちゃ可愛い…… (2021年1月21日 21時) (
レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - なるさん» ありがとうございます！了解しました！頑張って書きます！！ (2020年1月27日 0時) (レス) id: 25dc032f5d (このIDを非表示/違反報告)
なる - まなかさん» まなかさんのお話可愛くて好きなのでお願いしたいです！シチュ....おうちでゆっくりしてる？みたいなイチャイチャとかがいいです！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 4b7100c2a0 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - れいちすさん» ほんまですかっ！良かったー！！こちらこそ、ありがとうございます。またいつでもリクエストお待ちしてます！！ (2020年1月26日 19時) (レス) id: 25dc032f5d (このIDを非表示/違反報告)
れいちす(プロフ) - ありがとうございます！！！めっちゃキュンキュンしました！またリクエストさせて頂きたいです◎ (2020年1月26日 18時) (レス) id: 1230f1952a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まなか | 作成日時：2019年12月13日 16時
