ほんまに好き【短編集】

もしかしたら【四千頭身・後藤拓実】R* ページ25

持田さん、リクエストありがとうございます(｡･ω･｡)ﾉ♡

遅くなってしまってすみません

気に入っていただけたらもうこの世に思い残すことはございません

〜×〜×〜×〜

Aside



私には2つ下の弟がいる


『あの…』

後「……」


それがこの人…今ちょいちょいテレビで見る四千頭身の後藤拓実なんだけど…


『…どいてもらっていいです？』

後「なんで？」

『…えー……リモコンをとりた「はい、ねーちゃん」…ありがとう…』


膝枕されている…している？

あ、これ、どっちだろ

えっとですね、私の太ももの上に弟の頭が乗っている状態でございます


風呂に入って、ソファーに座ってテレビを見ていたら

拓実が帰ってきて「ん〜〜〜〜」と言いながら膝枕を強要され



『………』


もうすぐ、30分が経ちます


『拓実よ…』

後「なに？」

『ねーちゃんそろそろ寝たいです』

後「じゃあ、俺も寝る」

『拓実風呂入ってないじゃん』

後「スタジオのシャワー借りた」

『あ、そうでございますか……』



後「『………』」


…ん？

なぜどかぬ、この弟


後「………」

…私の手で遊び始めた

後「手、ちっちゃ…」

ほら、と私の手と拓実の手を重ねて見せてくる

『お、おぅ…』

しばらくなんにも面白くない私の手を観察してから

『？！』

指と指を絡める…世に言う恋人繋ぎ


『え、なに、拓実…どうした』

後「…ねーちゃん」

『なに？』


…あ、その目、なんかお願いしたい時の目だ

拓実は、私にしてほしいことがある時とか、

よくこの目をする

…もう、なんというか……「お願いっ！」っていう目…

目の圧力がすごい


後「今日…一緒に寝たい」

『お？おー…まぁいいけど……』

…珍しいな、なんか


拓実は、今日1ちゃう？っていうくらいの笑顔で「じゃ、ねーちゃんの部屋行こ！！」って、繋いだままの手を引いて私の部屋に行く

…拓実、あんた、こんな早く動けたんや……←



布団に入ってからも、手はつないだままで…

後「…ねーちゃんの匂い…」

『…』

ごめん、ちょっ……だいぶキモい



『…それで？』

後「ん？」

『…仕事、なんかあったの？』

後「…何でわかるの」

『何年あんたのねーちゃんやってると思ってんの』

帰ってきたときから、なんとなく変だなとは思ってた

いつもより膝枕の時間長いし

黙ったまんまだし


聞くと、仕事でちょっと失敗したらしい

『まぁ…そういう時くらいあるよ
　今日だって私5時間くらい寝坊したし』

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