秘密の我慢【和牛・水田信ニ】R* ページ14
「Aちゃん、これ…よかったら食べへん？」
『なんですか？これ』
「スタッフさんにもろてんけどな？俺、甘いの苦手やからさ…」
『えっ…これ、めっちゃ有名なとこのですよね』
「らしいな笑。ようわからんけど」
『いいんですか？』
「ええよ、食べ？」
『えー！ありがとうございます！！』
「………」
川「…顔怖っ」
「…」
Aは、俺の後輩で…みんなには秘密で付き合っている
俺はみんなに言いたかったんやけど、Aが恥ずかしいと言って、付き合ってることを隠すことになった
俺らが付き合ってるのを知ってんのは、お互いの相方くらいで
当然、さっきAに、もしかしたら自分で買ったかもしれんケーキを食べさせているヤツも知らん
…ってか誰やアイツ
『んっ…！！』
「んっ？！どうしたんっ？」
『……めちゃめちゃ美味しいです……』
「なんやねん笑。なんか異物でも入ってるんかと思たわ笑」
『すみません笑』
…この前は、俺が作ったお菓子が世界で一番うまいとか言っとったのに
「…なんか、Aちゃんが食べるとこ見てたら俺も欲しなってったわ笑」
は？
気にしないように となるべく見ないように、でも 聞き耳は立てていたら、そんな言葉が聞こえて、思わずAの方を見る
『あ、いりますか？』
Aも何言うてんねん
俺「ちょっとほしい」って言ってすぐくれたこと全然ないやんか
そいつにはええんか
「え、じゃあさ、あーんしてくれる？」
その瞬間、自分の中で何かが切れる音がした
川「えっ？ちょ、水田……」
川西が止める声を無視する
まっすぐ、Aの方に歩いていく
「なぁ…いい加減にしてくれへんか？」
『…水田さん』
Aが驚いたように俺を見る
「えっと…何がですか？俺、なんかしました…？」
「…あーんとか、させへん」
そう言って、座っていたAの手を引いて立ち上がらせて抱きしめる
ガヤガヤとうるさかった楽屋が一瞬にして静まる
ケーキ野郎(←)は口を開けたまま固まっている
『みっ…水田さっ「違うやろ？」…え？』
「信二くん…やろ？」
『っ！！』
Aの顔が一瞬で赤くなる
「あ、あの…ふたりって「付き合っとる」
少し食い気味に答える
『水田さんっ！！！なんでっ…！』
「……」
決まっとるやろ
「俺…もう我慢できんねん」
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嘘つきピエロ - 後藤がめっちゃ可愛い…… (2021年1月21日 21時) (
レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - なるさん» ありがとうございます！了解しました！頑張って書きます！！ (2020年1月27日 0時) (レス) id: 25dc032f5d (このIDを非表示/違反報告)
なる - まなかさん» まなかさんのお話可愛くて好きなのでお願いしたいです！シチュ....おうちでゆっくりしてる？みたいなイチャイチャとかがいいです！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 4b7100c2a0 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - れいちすさん» ほんまですかっ！良かったー！！こちらこそ、ありがとうございます。またいつでもリクエストお待ちしてます！！ (2020年1月26日 19時) (レス) id: 25dc032f5d (このIDを非表示/違反報告)
れいちす(プロフ) - ありがとうございます！！！めっちゃキュンキュンしました！またリクエストさせて頂きたいです◎ (2020年1月26日 18時) (レス) id: 1230f1952a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなか | 作成日時：2019年12月13日 16時
