君がいること２【モブサイコ100】 (ページ7)

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38話ページ7

貴方side

あれからエクボはずっと私の隣にいてくれた

それと霊幻さんはエクボが見えていた

あの男は幽霊を見ることは出来ない

つまり霊幻さんは本物だ

『ねぇエクボ、』

エ｢なんだ？｣

『エクボが見えなかったらモブくんは偽物ってことになるよね』

エ｢まあ、話を聞く限りそうだな｣

『…エクボがいなかったら私、ずっと信じられないままだったんだね

ありがとう』

エ｢…

時計見ろ、もうすぐ学校終わってこっち来るんじゃねぇのか？｣

『あ…ほんとだ
とりあえず試したいかな、エクボが見えるか』

私は座っていたソファから立ち、霊幻が寝ている椅子へ近づいた

『ｽｩ…きゃぁああぁ！！
地震よぉぉ！！』

叫んだ

そして素早くソファで寝たフリ

霊｢っわぁぁ！！

おいっ！A！！おきろ！！地震だ！｣

霊幻さんが私に近づいて体を揺さぶる

『…ｯﾌﾟｸｸ』

霊｢へぁ？｣

『ｯ…も、だめっ！ﾌﾌｯﾌｯ』

霊｢……う、うそかよ…｣

『ｯふぅ、おはようございます霊幻さん
もうすぐモブくんきますよ』

霊幻さんをみると呆れた顔をしていた

『弄りがいありますね』

霊｢モブにメールしてやろうか｣

『申し訳ございません』

霊｢…お前
なんかあったか？スッキリした顔だぞ｣

『そうですか？
んー、まあ、そうかもしれませんね』

ふふ、と笑った

ガチャ

ドアが開く

モ｢っはぁっはあっ…！！｣

そこには走ってきたであろうモブくんの姿

モ｢し、師匠っ、Aきて、ません、か？｣

『も、モブくん！？』

モ｢よっ、よかった…｣

モブくんはそういうと、バタッと倒れた

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２,３人用のソファに寝かせたモブくんが、うっすらと目を開ける

『っ！よかった…』

モブくんは起き上がって私を抱きしめた

『えっ！？ちょっ！！モブくん！？』

モ｢急に家を出るからびっくりしたよ
しかも学校にもこないし、｣

『…ごめん』

私はモブくんの背中に手を回した

しばらくして、モブくんが離れた

『え、モブくん』

モ｢ん？どうしたの？｣

『理由、聞かないの？』

モ｢…うん、本当は聞きたいけど、無理矢理はダメかなって
話したい時でいいよ｣

『…っ！！ありがとう』

そういうと、モブくんは｢うん｣といい笑った

『そうだ、私の隣に何が見える？』

もちろんエクボがいる

モ｢？エクボだよね？｣

きょとんとした顔で言った

ありがとう、エクボ

これで本当に安心出来そうだよ