君がいること２【モブサイコ100】 (ページ6)

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37話ページ6

貴方side

霊｢お前の辞書には空気という言葉は無いのか？汗｣

『だってあれからずっと立ってたんですよ？
足が痛かったんですから』

霊｢わーったよ、そこのソファ座れ｣

客用のソファを指さされる

私はそこへいき、座った

霊｢もういいだろ？｣

『霊幻さんのくせに真剣な顔しないでください』

すると、霊幻さんは無言でケータイを取りだした

霊｢えーと、モブのメールは…｣

『わぁあ！！ごめんなさい！！』

霊｢分かったから早く言えよ…汗｣

『……あれは、夢、だったんです』

私は霊幻さんに夢での出来事を話した

そして、モブくんのことを怖いとかんじたこと、予知夢かもしれないということも

霊｢…なるほどな

お前はその男に見覚えは無いのか？｣

『…ない、と思います』

記憶を一生懸命たどる

『……あっ！』

霊｢ゎあ！いきなり大声だすなよっ｣

『あ、すいません

帽子です！！』

霊｢帽子？｣

そう、あの帽子についていたマーク、あれは村でしか売っていない、貴重品だった

ゆうちゃんが欲しいって言ってたっけ？

『帽子についてたマークです！
村…私がモブくんの家に行く前にいた所でしか、売っていないんです！！』

霊｢…なぁ、お前ラナサキ村の村長の娘だろ？｣

急に聞いてきた

ビクッと肩が跳ねる

『…は、い、』

霊｢半信半疑で聞いてみたが、本当だったとはな…

てか、やばくね？戻らなくていいのかよ｣

『大丈夫です、村はもうないですから、』

…本当は私が消したんだけど、そんなこといえないや……

霊幻さんはそこから何も聞かなかった

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しばらくたって、霊幻さんが私に聞いてきた

霊｢昼飯どうする？｣

『えー、霊幻さんのお好きなように

というか、食べさせてくれるんですね』

霊｢まあ、俺優しいからな？｣

霊幻さんがいうと、私の隣に緑色のモヤが出てきた

エクボだ

エ｢腹減ったまま家にかえしたら、モブが怖いからだろ？｣

霊｢…さぁー？どーかなー？｣

『それよりエクボも聞いてたのね

そういえば、夢にエクボは出てなかった』

霊｢なら相手は幽霊が見えんやつかもしれんな｣

『あ、なるほど』

なら、エクボが偽物だという可能性はない

少し、安心した

霊｢あ、モブドナルドいこうぜ！｣

『はいはい

ねぇ、エクボ』

エ｢ん？なんだ？｣

『今日だけでいいから、一緒にいてほしいの

話、聞いてたんでしょ？』

不安げな声になる

エ｢…気が向いたらな｣