君がいること２【モブサイコ100】 (ページ5)

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36話ページ5

貴方side

霊｢それで俺のとこに来たのか？｣

『…仕方ないじゃないですか……
あのまま、モブくんと同じクラスに入るなんて気まずすぎます』

モブくんもあの場にいたし、私には学校へ行く勇気はない

『お願いですよ〜、霊幻さん
今日だけ！！父親として学校に電話していただけませんか…？』

そう、無断欠席では学校から電話がかかってくるかもしれない

霊｢俺も忙しいんだよ…｣

『くるくる回るタイプの椅子で回ってることが忙しいんですか？』

霊｢……だいたい、なんで急に怒ったりしたんだよ
熱があるか心配されただけだろ？｣

『…じゃあ、理由言うんで電話してください』

霊｢言ってもいいのかよ…
やだねー、俺父親になる気は無い｣

『クソ親父』

霊｢お前、口悪くなってねぇか？

あー、もう知らねー電話してやんねー
そしてついでにモブにお前が好きってこと言ってやるー｣

『えっ！？な、なななんで知ってるんですか！？
やめてくださいよ！

お、お父様ぁ！
次のバイト代いらないんで！！おねがいします！！』

霊｢必死すぎんだろ…｣

『…ｺﾞﾎﾝ

はあ、霊幻さんこんな茶番おいといて、ほんと、おねがいします

さっき言ったとおり、理由も話しますし、バイト代も抜きでいいんです』

そこまで言うと、霊幻さんは頭をかきながらいった

霊｢あー、わかったよ…
電話しときゃ、いいんだろ？

その代わり、理由と質問には答えてもらうからな｣

『…ありがとう、ございます』

_______________

電話を終えた霊幻さんがこちらを向いて言った

霊｢んで？｣

ピッとケータイの音が鳴る

霊｢先に理由を言ってもらおうか？｣

正直、まだ迷いがあった

霊幻さんも夢のあの場にいたから

超能力に、炎、念力、治癒、があれば予知夢もある可能性が無い訳では無いだろう？

あれが、もし予知夢だとしたら、目の前の霊幻さんが偽物って可能性もある

…迷ってたって仕方ないか

『…そのまえに、霊幻さん』

深刻そうな雰囲気が漂う

霊｢…なんだ？｣

『座ってもいいですか？』