36話 ページ39
数珠丸side
私がここに来て、一番最初に目にしたのは、顔を赤くしたあなただった
そうして私の姿を見るなり、突然抱きついてきた、私は支えられずに、どすんっと尻餅をついてしまいました
貴『えへへ〜じゅじゅまるさんがきましたよ〜』
呂律が回らないせいか、じゅずがじゅじゅになるあなた
数珠「あなたの部屋はどこですか？」
貴『ん〜！』
すると、私に抱きついて、頬ずりをしてきました
貴『じゅじゅさんのほっぺやわらかー！』
数珠「とりあえず、抱き上げましょうか」
私はあなたを抱き上げて、近くにいた短刀の子供にあなたの部屋の場所を聞いた
数珠「ほら、部屋につきましたよ？」
部屋の電気をつけると、そこには既に布団が敷かれていました
なので、そこにあなたをゆっくりと下ろしてあげると、あなたは次第に眠りに入っていきました
貴『ん……おやしゅみ、じゅず……さ、ん』
可愛らしい声で私の名前を呼んでくれたあなた、私はあなたの頭を優しく撫でてから、部屋から出ていきました
私があなたの面倒を見ることになった時、最初の印象とは全く違って、頼りがいのある主になっていました
でも、無理をして仕事をしようとしていたので、とめてあげると、みんなと遊びたいから……
ということを言われました
それから、なんとか寝かせてあげました、寝顔は……昨日と変わらず可愛らしい寝顔でした
数珠「ふふっ」
私が頭を撫でてあげると、その手を掴んでへにゃりと笑ったあなた
貴『数珠さんの手……冷たくてきもち〜』
そうして、私の手を自分の頬に当てるあなた、本当のあなたは……これなんでしょうか？
数珠「あなたのお役に立てたなら、光栄ですよ」
貴『ふへへぇ……』
すると、静かに襖が開いた
薬研「おっと……寝ちまったか」
貴『……んぁ……やげ、ん？』
すると眠たそうな目をして起きたあなた、すると薬研さんの持ってきたお粥を見るなり
貴『みっちゃんのごはん！！』
と嬉しそうに目をキラキラと輝かせました
薬研「おちつけ、ほら……あーん」
貴『あーんっ！』
薬研さんがお粥を蓮華ですくうと、口を開いて待っているあなた
貴『みっちゃんのはおかゆもおいひぃ〜』
薬研「良かったな、ほら」
そうしてまた食べさせてもらっているあなた、親鳥と雛……
そのような感じがしました
そうして食べ終わると、薬研さんが薬を差し出しました
貴『いーや！俺は飲まない！』
薬研「ほら飲め」
そうして薬を無理矢理飲ませた薬研さん
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千(プロフ) - 斐さん» コメントありがとうございます！心情の描写が上手とは……自分ではまだまだだと思っていたので嬉しいです！半角文字は使わないようにしていきます！情景描写ですね！あまり上手にできるかは分かりませんが精一杯やらせてもらいます！ (2017年11月16日 1時) (
レス) id: 3c9ed2322b (このIDを非表示/違反報告)
斐 - この小説は人物の心情の描写が上手くキャラクター設定も面白いです。…が、半角文字を使用しなくとも充分に書けているので、半角を使わないで頂けると有難いです。あと地の文に情報と情景描写を増やして貰えると……注文ばかりですみません。更新待ってます！ (2017年11月12日 18時) (レス) id: 6ff33c9183 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - ルトさん» 喜んでいただけて嬉しいです！！私の小説なんか神には程遠いですよ……！！これからもよろしくお願いします！ (2017年11月11日 1時) (レス) id: 3c9ed2322b (このIDを非表示/違反報告)
ルト - うわぁぁぁぁぁ！！数珠丸さん書いてくれてありがとうございますぅぅぅッッ///もうこれは神小説ですね！(ﾟ∀ﾟ)続き楽しみにしてます！ (2017年11月8日 21時) (レス) id: 52af7b1be7 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - ルトさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると、作者も嬉しいです！数珠丸さんですね！わかりました！更新頑張ります！ (2017年10月30日 10時) (レス) id: 3c9ed2322b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千 | 作成日時：2017年3月16日 20時
