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まふまふside
声…かけてみようかな
子供ならコミュ障の僕でも大丈夫そうだし
それにこんな所に居たら風邪ひいちゃうもんね
ま｢ねぇ君、なんでこんな所で泣いてるの？降りられなくなっちゃったの？｣
女の子は顔から手を離し僕を見下ろした
思っていた通り凄く綺麗な顔立ちをしていた
涙で潤んでいるキラキラと輝いた大きな赤い目にバラ色の頬と高い鼻
眉も口も形が良くて天使かって思うぐらい
ちょっと見とれていると女の子は口を開いた
『……降りられなくて泣いてるんじゃないの』
そうポツリと言うと木の枝から飛び降りて来た
……今時の子供ってこんなに運動神経良いの？
ってか
ま｢じゃあなんで泣いてたの？お父さんとお母さんが心配するんじゃない？｣
僕はしゃがんで女の子と目線を合わせて言った
『……お父さんは居なくて、お母さんは私の事を心配しないと思う……お母さんは私の事嫌いだから……』
……え？
ま｢お母さんに嫌われてるの？｣
『うん……だから、家出して来ちゃったの……』
女の子は僕に全てを話してくれた
『私、白い髪の毛に赤い目でしょ？お母さんは私の髪と目が嫌いなの
だからいつも私の事を殴ったり蹴ったりするの
私、我慢できなくなっちゃって家を飛び出して来ちゃって……
雨降ってるし泣いてるから人に見られないように木の上に居たの』
そういう事か……
それで僕がたまたま発見したと
ま｢君、これからどうするの？｣
僕がそう聞くと女の子はちょっと考えてから
『…わかんない』
と答えた
行く宛てはないって事ね……
これじゃあ飢え死にしちゃうかもしれないし……あ、そうだ
ま｢僕の家に来る？シェアハウスだから他にも何人か居るけど……｣
僕がそう言うと女の子はびっくりしたような顔になった
『……迷惑じゃないの？』
迷惑になるか気にするって、ほんとに子供なの？←
ま｢迷惑なんかならないと思うよ。皆優しい人達だし｣
にっこり笑ってそう言うと女の子は
『じゃあ…行く』
と言った
ま｢よし。行こう｣
僕は女の子をヒョイと抱き上げて酒の袋を持ち、シェアハウスに全速力て走った
え？酒は重くないのかって？
女の子の事を思うと重くなんてないよ←
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彗(プロフ) - Rui__purinnさん» コメントありがとうございます！アンケートで票が多かった作品から順に完結させていく予定ですが頑張ります！ (2020年5月10日 18時) (
レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
Rui__purinn(プロフ) - 更新楽しみにしています。頑張ってください (2020年5月10日 16時) (レス) id: df255a7775 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 柚子さん» コメントありがとうございます。えっと、夢主ちゃんの名前は｢美冬｣の方が良いので…すみません (2020年4月19日 17時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
柚子(プロフ) - 登場人物設定で名前=美冬にすると設定すれば夢主ちゃんの名前も変えられますよ (2020年4月19日 14時) (レス) id: f5a2d726a8 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - かんなさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月18日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php
作成日時：2020年4月17日 13時
