やりすぎたラブレター ページ16
「これ…この部屋に？」
キュウが、ソファに座っている紫子さんに問いかけた。
「部屋に帰ってきて、この手紙が机にのっていて、開けたらこんな手紙が…。」
紫子さんはカタカタかすかに震えている。
こんなことは、モデルさんとか経験するかもしれないけど、すっごく怖いものなんだ…。
確かに気持ち悪いかも…。
「どんな感じでおいてありましたか？」
「えっと…確か…こんな感じに…。」
紫子さんは空の封筒をおいてあったように戻した。
封筒は、私たちから見て、封筒の左下が手前、私たちの方に向いていた。
(説明下手ですみません…。)
「たぶんこの向きだと…左利きの人…？」
「そうかもね…。右利きの人はこの逆になるし…。だいたいそうかも…。」
犯人は左利き？
「しかも、鉛筆や、シャーシンのあとは、文字のところに付いているから、左利き…。」
「ここ、関係者じゃないと、入れないの…。この前は私の住んでいるマンションに手紙が届いたけど…。」
「ってことは、これをおくった犯人はこの中に…？」
「ってことは、左利きを探せばいいってことねっ！！」
メグがスタッフや、モデルさんを集めてきた。
その中から左利きを探そうとした。
出てきた人は5人。3人は女の人で、モデル2人、スタッフ1人。
男の人2人はスタッフだ。
まず、可能性があるのは男性。
『好き』『愛している』書くほどだから、女性に対する好意があるに違いない。
『男2人の名前』
・紅井 コウスケ(25歳)
・味津島 リョウ(31歳)
2人とも20歳以上。
こんな、女子高生を…好きに…なる…？
「紫子さんは、この2人を知っていますか…？」
「えぇ…2人とも知っています。味津島さんは、編集長ですし、紅井さんは、カメラマンさんですし…もちろん…知っています。」
「もちろん…女性の方も…。」
「はぃ…。」
2人はモデルだし、なんかイライラしているッぽくて、
『もぉ、なにょ。早く帰りたいのにっ。いいこぶんじゃねぇよ。』
『どうせそんなこと、自分で仕組んだんでしょ？』
この2人恨んでいる感じだからないか…。
「わ、なにしてんすかぁ？こんなに集まってぇ〜？」
後から、割り込んできた、セイジさん。
叫び声が聞こえなかったのかな？
「聞こえなかったの！？紫子の叫び声が。」
「叫び声？なんだそれ？聞こえなかったよぉん？」
とぼけた顔をするセイジさん…。
こんなかに本当に犯人はいるのかな…？
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玄樹LOVE - 面白いです。更新を待ってます。早く続きが読みたい。 (2015年1月7日 18時) (
レス) id: 40cd051f9d (このIDを非表示/違反報告)
みやび(プロフ) - 面白いです！続編もやってください！応援します！ (2014年8月4日 9時) (レス) id: 920194ead4 (このIDを非表示/違反報告)
まや - 続きを期待しています。 (2014年3月5日 23時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
涼介LOVE(プロフ) - 面白いです！読むの、超楽しい！更新頑張ってください！応援してます！！ (2013年8月13日 18時) (レス) id: 3950c2e625 (このIDを非表示/違反報告)
あーちょん(プロフ) - とても面白くて読むのが楽しいです！これからも更新頑張って下さい(^_^)続きが読めるのを楽しみに待っています(^ ^) (2013年8月2日 2時) (レス) id: 60eea44476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベア☆ピーチ | 作成日時：2012年2月4日 10時
