case.4 ページ4
現実なのか･･･？
するとお兄さんが口を開いた。
まふまふ「あ、そうそう言い忘れてたね。僕はまふまふ。
一応歌い手っていうジャンルでやってるんだけど…知ってるかな？」
A「････････ありがとうございます。」
私はそこで深く深く感謝のお辞儀をした。
まふまふ「えぇ！？僕なんかやったかなぁ？」
お母さん…嘘だろ…あのまふさんとお友達だったなんて…
そういやさっき抱きついて……この服もう洗えないじゃないか。←
キヨ「まふまふだけ家事を一人でやってるから手伝い派遣するって。
家賃から何から払わなくていいから住み込みでまふまふや俺らの仕事を手伝うって契約。」
え…？ちょっと話が急すぎてついていけないんですが。
…っていうかお母さんいつの間にそんな契約してるのよ…勝手すぎる…
まふまふ「そうそう、そんな感じだからよろしくね？Aちゃん。」
キヨ「まふまふは料理が壊滅的だからその変わりが務まれば十分だろ」
まふまふ「ちょっと待って、キヨひどいよ！！」
みんなはそれを見てケラケラ笑っている。
私はそれどころではなく、こんな大物に囲まれて生きていくってなると
心臓がもつかどうかわからない。
まふまふ「あ、誰かAちゃんを部屋に案内してやってよ。
僕これから洗濯やるから。じゃ、よろしくね〜」
A「え、あっ、ちょ！？まふまふさｎ…」
まふまふさんは急いでいるのかすぐ行ってしまった。
ヒラ「誰いく〜？」
キヨ「じゃあフジいってこいよ。そういうの得意だろ？」
フジ「人使い荒いな相変わらず……Aちゃん、こっちついてきて。」
フジさんは私の荷物を軽々ともって顎でついて来いと促す。
A「あ、荷物持ちますよ！私のですし！」
フジ「いいよ。今日はゆっくりして」
優しい……
A「ありがとうございます…！」
私はリビングを出てフジさんの後ろについて歩く。
A「……広い」
歩いても歩いても廊下が終わらない。それどころかまだ奥まで続いてる。
フジ「もとはここ、宿泊施設だったんだ。だから空き部屋もいっぱいあるよ。」
A「へぇ……」
にしても多いな、この数はさすがに。
宿泊施設だったなら一つ一つの部屋もきっと豪華で広いんだろうな……
フジ「はい、到着。ここが今日からキミの部屋ね」
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作者名：どこぞのキノコ | 作成日時：2017年4月21日 23時
