20.私情 ページ20
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「7、8、9…そろそろかな。」
そう言うと周りの瓦礫が重力に従って落下した。
「っ!大丈夫でしたか…?酷い有様ですけど…」
目を閉じると、段々と体格が変わっていき、模様も消え去った。
「驚いた。本当に制御できてるよ。」
「うーん…どうなんでしょう…さっきから頭の中で騒がれてますけど…」
眉間にシワを寄せ、頭を押さえた。
「それで済んでるのが奇跡だよ。」
虎杖に近づくと、額を指で突いた。
すると力が抜けたように 五条先生にもたれかかった。
「何したんですか。」
190越えの目隠しをした男がほぼ半裸の女子高生を横抱きにした。
絵面が犯罪だな…
「気絶させたの。
ってか今失礼なこと考えたよね?」
「これで目覚めた時、宿儺に体を奪われてなかったら、彼女には器の可能性がある…」
「さて、ここでクエスチョン。
彼女をどうするべきかな?」
「…仮に器だとしても、呪術規定にのっとれば虎杖は死刑対象です。
でも…」
「死なせたくありません。」
「…私情?」
「私情です。何とかしてください。」
「クックックッ。
かわいい生徒の頼みだ。任せなさい!」
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「ってなわけで改めて…
君、死刑ね。」
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学校から移動する時の話↓
「恵、上着貸して。
僕のじゃ大きすぎちゃうから。」
「え、ああ…」
立ち上がり上着を脱いで虎杖にかけてやる。
「これ誘拐ですよね。」
「…ま、細かいことはいいでしょ!」
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甘蜜 蜜華(プロフ) - 駄犬さん» 好きです!頑張ってください! (2021年1月14日 15時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
駄犬(プロフ) - 甘蜜 蜜華さん» ありがとうございます!空白の部分はこだわったのでそう言っていただけるとありがたいです! (2021年1月14日 15時) (レス) id: b9e2d575e7 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜 蜜華(プロフ) - わぁ!……わぁ!(空白の部分の読み方に感動して、語彙力低下中。) (2021年1月13日 16時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
駄犬(プロフ) - 柊さん» うわ!本当だ!言われて気づいた…(--;) やったぁぁぁ!ありがとぉぉお!これからも頑張るね!!呪いの王も楽しみにしてる!! (2020年12月14日 23時) (レス) id: b9e2d575e7 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - こんばんは!柊です!!いつも更新お疲れ様ですそして!!お気に入り登録者数300人突破おめでとぉぉぉ!!!これからも巡り巡って楽しみにしてます!!してます!! (2020年12月14日 23時) (レス) id: 4b9950989a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:駄犬 | 作成日時:2020年11月23日 20時