１４．指 ページ14
．
「呪いの数が増えてきた…！近いな！」
呪いを祓いながら、呪物の気配を頼りに進む。
「見つけた！」
「クソッ！人間ごと呪物を取り込む気か！」
既に体が半分以上呪いの中に埋まってしまっていた。
「間に合わねぇ！」
突然、ガラスが割れる音が響いた。
「虎杖！？」
ここ４階だぞ…！
虎杖は呪いに拳で攻撃し、怯んだ隙に二人を抱えて飛んだ。
「これが呪い…」
虎杖が離れたのを見て、俺はすかさず呪いを祓う。
「なんで来た、と言いたいところだが…よくやった。」
自分よりも背の高いやつ二人(しかも片方は男)を担いでよく動けたな…
小柄な体の割に力がマジでハンパねぇ。
「はぁ…因みに、あっちで呪いバクバク食べてるのは？」
「俺の式神だ。見えてんだな。」
「呪いってのは普通見えねぇんだよ。
死に際とか、こういう特殊な場では別だかな…」
「言われてみれば確かに…今までこういうの見えたことないです。」
「…お前、怖くないんだな。」
そう聞くとキョトンとした顔で俺を見た。
「え…？ああ、まあ…そうですね。
目の前で他人が死ぬほうが怖いですから、おっと！」
虎杖が立つと抱えてる女子生徒のポケットから落ちたものを拾う。
「コレですか？」
「ああ。特急呪物“両面宿儺”の一部だ。」
「…指ですね、コレ…」
まじまじと宿儺の指を見て顔を顰めた。
「諸共喰われなかったのは奇跡だな。」
「喰ってどうするんですか？」
「より強い呪力を得るためだ。
危ないからさっさと渡せ。」
「あ…はい。」
指を渡そうとすると、上から呪いの気配がした。
俺は咄嗟に虎杖の突き飛ばす。
「逃げろ！」
．
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甘蜜 蜜華(プロフ) - 駄犬さん» 好きです！頑張ってください！ (2021年1月14日 15時) (
レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
駄犬(プロフ) - 甘蜜 蜜華さん» ありがとうございます！空白の部分はこだわったのでそう言っていただけるとありがたいです！ (2021年1月14日 15時) (レス) id: b9e2d575e7 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜 蜜華(プロフ) - わぁ！……わぁ！(空白の部分の読み方に感動して、語彙力低下中。) (2021年1月13日 16時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
駄犬(プロフ) - 柊さん» うわ！本当だ！言われて気づいた…(--;) やったぁぁぁ！ありがとぉぉお！これからも頑張るね！！呪いの王も楽しみにしてる！！ (2020年12月14日 23時) (レス) id: b9e2d575e7 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - こんばんは！柊です！！いつも更新お疲れ様ですそして！！お気に入り登録者数300人突破おめでとぉぉぉ！！！これからも巡り巡って楽しみにしてます！！してます！！ (2020年12月14日 23時) (レス) id: 4b9950989a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：駄犬 | 作成日時：2020年11月23日 20時
