affinity 2

未来が見えない･･･4 ページ39

雅弘「A」



A「･･････」



雅弘「ただいま〜」




A「･･････」




雅弘「おかえりは？」




A「･･･おかえりなさい」




雅弘「うん、今日はコンビニでおにぎりとか
買ってきたよ」




A「･･････」




雅弘「梅干し好きだよな？」




A「･･･いらない」




雅弘「まだ機嫌なおらないの？」




A「･･････」



雅弘「風呂入ってくるから」




《ガチャ》



高層階のマンション･･････



部屋に鍵をかけられ



窓も開かない･･････



逃げないように、洋服も取り上げられ




下着姿で一日を過ごしている･･････



どうして私は、部屋に着いてきて



しまったんだろう･･････




話せばわかってもらえる！なんて



浅はかな考えだった･･････



まさか、こんな事をするなんて･･････



携帯も取り上げられ



誰にも連絡出来ず



ただ、空を見上げるだけ･･････



《ガチャ》




雅弘「風呂入ってきな、気持ちいよ」




私は首を横に振ると



一気に不機嫌な顔をする雅弘




雅弘「二日目だぞ！入れって」



腕をつかまれる




A「ヤダっ」




雅弘「無理矢理でも入れてやるからな！」




A「離してよっ」



雅弘「飯も食わない！風呂にも
入らない！しゃべらない！
なんなんだよっ！お前は言う事聞いてれば
いいんだよっ！」




************************************************************


西島「お義父さん！」




父「おう！隆弘くん！どうした？」



西島「すいません！何も言わずに
Aが、前の彼氏と住んでた住所教えてください！」



父「･･････」




母「･･･何かあったの？」




父「･･･母さん、前の住所知ってるだろ？
年賀状かなんかきてたよな？」




母「･･･あ、はい」



引き出しから取り出した年賀状




父「隆弘くん、頼んだぞ！」



西島「はい！ありがとうございます」



年賀状を受け取り、車を飛ばす



頼む！無事でいてくれ･･････

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