愛の魔法 Part2

夢の中みたい(2) ページ21

西島「A
返事は？」



A「･･････あの」



西島「Would you marry me?」



A「YES･･････って言いたいけど」



西島「･･･なに？」



A「･･････」



西島「･･････これ」



西島さんがポケットから



白いメモを見せた



A「･･･それ」



西島「リーダーから受け取ったよ」



それは、奈那さんから



西島さんへのメッセージ




A「･･･なんでか、私の荷物に
紛れ込んでて」



西島「･･･ねぇ、なんかおかしいって
思わない？」



A「えっ？」



西島「まず、Aが、質屋で奈那の
バッグを買った･･･そこでちゃんと
中身を確認したのに、家に着いたら
携帯を見つけた」




A「･･････」



西島「その携帯で俺とAは
繋がった･･･ハンカチだってあの日
偶然、Aがお父さんから貰った
大切なハンカチだったから
また会ってくれた」



A「･･･うん」



西島「･･･そして、リーダーが
Aがいる病院に入院した」



A「うん」



西島「あんなに何度も見たはずの
バッグから、このメモが出てきた･･･
そのメモが、いつの間にか
俺の財布から無くなったと
思ってたら、今度は何故かAの荷物に
紛れ込んでた」



A「･･････」



西島「何度探しても、その質屋は
見当たらないし･･･誰に聞いても
そんな質屋は知らない･･････
これって、奈那が、俺とAを
引き合わせたって思わない？」



A「うん･･･不思議な事ばかり」




西島「だろ？･･･きっと奈那が
魔法使いになって、俺にAの存在を
知らせてくれたんだって思ってる」



A「(･_･、)」



西島「だから、Aが奈那の事
気になってるなら、そんな事は
気にしないでほしい･･･
現に、俺･･･恥ずかしけど
A以外、考えらんなくなってる」



A「(ﾉд＜｡｀)･ﾟﾟいいのかな」




西島「いいの！そんな泣かないの！
可愛い顔が台無しだよ〜」



目尻をクシャっとさせて



私の頭を撫でてくれる



大好きな笑顔･･･ずっと



忘れられなかった笑顔･･･



まさか、こんな間近でまた




見ることが出来るなんて



やっぱり夢の中みたい･･･



西島「A、返事、ちゃんと
聞かせて？」

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