愛の魔法

ハンカチ(3) ページ10

沙耶香「ねぇほんとに
行くの？」



A「･･･うん」



沙耶香「やめといたら？また嫌な思い
するよ」



A「でも･･･」



沙耶香「ハンカチでしょ？」



A「･･･うん」




沙耶香「あのハンカチは大切だもんね」




A「うん」



沙耶香「私もついて行ってあげようか？」



沙耶香について行ってもらいたい！



でも、芸能人だし



きっと嫌がるだろうから




A「大丈夫！ハンカチ受け取ったら
すぐ帰ってくるから」



沙耶香「気をつけてよ」



A「ありがと」



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私はこの前と同じ



カフェの前に着いた･･･



お店からまた西島隆弘さんが


出てくるのかと思うと



怖くて逃げ出したくなる･･･



宇野「こんにちは」



A「えっ！？」



宇野「にっしー、あ、西島も中に
いるから入ろ」




A「あ、はい」



ちょっとうつむき加減で


座っている西島さん



A「･･････」



宇野「座って座って！」



A「あ、はい･･･」



宇野「ほらっ！にっしー！」




西島「･･･えっと、これ」



A「･･･ありがとうございます」



宇野「にっしー、ちゃんとして」



西島「あの、この前はすいません
でした」



A「いえ･･･」



西島「･･････」



宇野「一応クリーニングには
出したんだけどね、汚れてたら
ごめんなさい！後、お詫びに
これ」



A「わざわざありがとうございます･･･
なんかすいません」



宇野「コーヒーでいい？」



A「いえ･･･私、帰ります」



西島「･･････」



宇野「せっかくだからコーヒーくらい
奢らせて」



そう言うと、店員さんを呼び



コーヒーを頼んでくれた



宇野「お名前聞いてもいい？」



A「あ、Aです」



宇野「Aちゃんね！私は」



A「宇野ちゃん」



宇野「知ってくれてるの？」



A「AAAは有名ですから」



宇野「にっしー、こんな無愛想じゃ
ないんだけど、ごめんね
ほらっ！にっしーもなんか言って」



西島「･･････なんでだよ」



宇野「っもう･･･」

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