愛の魔法

2月14日(3) ページ36

西島side



誰かの手料理なんか



食べたのは、いつぶりだろうか･･･



奈那が病気になってから



俺の生活が一変した･･･



毎日、病院に行く為に




食事をとる時間もおしくて



いつも、コンビニのおにぎりや



サンドイッチを車の中で



頬張って済ましていた･･･



奈那がいなくなってからも



それはずっと続いていて



たまに、メンバーやスタッフと



外食することはあっても



こうやって、俺の為に作ってくれた



食事をたべるのは



凄く久しぶりだった･･････




食べ過ぎたせいか、疲れていたからか



強い眠気におそわれる




A「仕事の時間まで、少し寝る？」



その言葉が俺の眠気を



いっそう強くする･･････




なんで俺、こんなに甘えてんだろ･･････



年下なのに、安心する･･･



さっきまで、こいつをからかって



いたのは、本心は照れていたから･･･



ずっと喋ってたのは



緊張してるのを



悟られないように･･････




西島「じゃあ2時間後に起こしてくれる？」




A「うん、おやすみなさい」




なんか･･･ここは落ち着く･･･



Aが看護師だからなのか･･･



目を瞑ると、深い深い眠りに落ちた･･････

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