愛の魔法

2月14日(2) ページ35

西島「いただきまぁ〜す」



A「いただきます」



西島「･･･ちょっと待った！」




A「えっ！？」




西島「なんでAの方に、ハートの
人参入ってんのに、俺には無いの？」



A「えっと･･･」



西島「はい、交換！普通は俺に
ハートでしょ！」



有無を言わせず、すかさず



ビーフシチューを交換した



西島「改めていただきまぁ〜す！
･･･んっ！うまい！！」




A「良かったぁ〜、好きな食べ物が
お寿司とか、土瓶蒸しって
書いてあったから、どうしようって
思ってたんですよ」



西島「わざわざ調べてくれたんだ」




A「だって西島さんの事
なんにも知らないから」




西島「もっと知りたくなった？」




A「大丈夫です」




西島「･･･大丈夫って、どっち？
知りたいの？知りたくないの？」




A「あの･･･どっちでも･･･」




西島「何それ〜！Aってさ
たまに、S出るよね？」




A「そうですか？あんまり
言われないですけど」




西島「俺にだけ？」




A「サラダもありますから
食べて下さいね！ちゃんとキュウリ
抜いときましたよ」



西島「うわぁ〜なんか、飴とムチだ」




A「そんな事ないです
ところで、何時から仕事なんですか？」



西島「なんで？もっといてほしい？」



A「えっ」




西島「それとも早く帰ってほしい？」




A「･･････」



西島「困ってる顔、面白い」




A「っもう！バカにして〜
絶対西島さんの方がSですよね！」



西島「そうだよ！俺、トリプルSだから」



A「トリプル？」



西島「超〜〜Sってこと！
ってかさ、お代わりしていい？」



A「はい！たくさん食べて下さい」




西島「じゃあお代わり！あのさ
敬語やめて！なんか疲れる･･･仕事の
延長みたいで」



A「でも年上ですし」




西島「俺の命令！敬語禁止令」



A「命令って」



西島「ん？」




A「いえ･･･なんでもない」




西島「よろしい」



ご飯を食べ終わり、片付けをしていると



ソファーに座りながら



ウトウトし始める西島さん



A「仕事の時間まで、少し寝る？」



西島「一緒に？」



A「･･･(`δ´ )」



西島「冗談だよ！冗談！じゃあ
2時間後に起こしてくれる？」



A「うん」

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