愛の魔法

虫垂炎(2) ページ14

西島「リーダー入るよ」



浦田「お、にっしー
来てくれた？」


A「えっ･･･」



西島「･･････」



浦田「にっしー？」



西島「あ、あぁ･･･どう？」




浦田「看護師さんが可愛くて
びっくりしたんだろう？」




A「････じゃあ、浦田さん
少ししたらまた様子見に来ますね」



浦田「あ、はい」



西島さんが突然現れた･･･



私は目を合わせないように



病室を出た･･････




A「ふぅ〜･･」



気づかれなかったよね･･････




西島「ねぇ」




A「は、はい･･･」



西島「ちょっといい？」



A「･･･はい」



西島「あのさ、俺とは初対面って
事にしてくんない？」



A「･･････」



西島「いろいろ聞かれると
めんどくさいから」



A「分かりました･･･でも宇野さん･･･」



西島「大丈夫！お見舞いは俺だけが
来るようにするから
何日くらい入院すんの？」



A「たぶん順調にいけば
5日くらいで退院です」



西島「わかった」



A「では･･･」



西島「まさか看護師だとはね･･･」



A「･･･ダメですか？」



西島「いや･･･彼女の時に看護師さんには
たくさんお世話になったし
尊敬してるから」



A「そうですか･･･」



西島「看護師さん、リーダーの携帯
見んなよ」



A「あのっ！ほんとしつこいですよね･･･」




西島「あ？」



A「私は･･･ほんとにただ･･･大切な
携帯だと思ったから･･･1番大切な人に
届けたいって思ったから･･･」



悔しくて涙が流れた･･･




西島「･･･ごめん･･･」




A「失礼します･･･」




俺･･･何してんだろ･･･



あの子を見ると、憎まれ口を



たたいてしまう･･････




なんで？奈那の携帯を勝手に見たから･･･



･･･そんなの、もう気にしてない･･･



じゃあなんで？



なんか･･･いじめたくなる･･････



どうしてだろう･･････

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