LOVE 2

約束の木曜日 ページ46

A「いってきます！」



母「いってらっしゃい！
にっしー、よろしくね」



西島「はい！」



友輝「………変なことすんなよ！」



西島「変なことって？」



友輝「変なことは変なことだよ！」



西島「わかんねぇな〜変なこと…」



A「にっしー、行こう」



友輝「お姉！わかってるよな？」



A「……わかってる」



車に乗り、最初で最後の


小旅行が始まった……



西島「Aの弟って、面白いな」



A「嫌じゃないの？」



西島「可愛いじゃん！お姉ちゃんが
心配で仕方ないよ〜って感じじゃん」



A「ありがと……ところで
どこ行くの？」



西島「三重の方にある遊園地
行ったことないけど、調べたら
なかなか面白そうだったから」



A「遠いよね？大丈夫？」



西島「ドライブ好きだし、Aと
ずっといられるし、全然問題ないよ
あ、トイレは早めに言ってね」



A「うん、わかった」



西島「眠くなったら寝ても良いよ！
起こしてあげるから」



A「そんなもったいないこと
出来ないよ……昨日も今日が
楽しみすぎて、眠れなかったんだぁ」



西島「俺も一緒！」



A「だからね、何回もにっしーの
ソロライブのDVD見てた」



西島「え〜なんか嬉しい！じゃあ
どの曲が良かった？」



A「全部！」



西島「それじゃあ、参考にならないじゃん！」



A「だってどの曲も全部
いいんだもん……だけどね！にっしーが
最後に涙が止まらなくなった場面は
こっちまでもらい泣きしちゃって……
ここまでくるの
大変だったんだろうなって……ジーンと
きちゃって」



西島「だから目が腫れてんだ」



A「嘘！？」



西島「嘘、嘘！可愛いよ！」



A「あと……Aquariumの曲で
女性ダンサーさんとなんか…」



西島「なんか何？」



A「……なんか美しかったけど
……ちょっと嫉妬したりした…」



西島「嫉妬？じゃあ、今日の夜
してみる？」



A「し、しないよ！！」




西島「あはははゝゝゝゝ！」



A「からかわないで！」



ずっと何時間でも話してられる



これだけで本当に十分なくらい



楽しすぎる



どうして、勇さんとは、こんな風に



話せないんだろう……

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