LOVE 2

入院生活　5 ページ31

毎日、毎日少しずつ


目を慣らすリハビリが始まった



視界が広がっていく……



見える物が増えていく……



光にも慣れてきた……たまに、頭痛が



ひどいけど、視力が回復しているのが



わかる……みんなの顔、表情



物の色、外の天気、空、雲……



そして……自分の顔………



母「A、どうしたの？
ずっと鏡見て」



A「私ってこんな顔なんだなぁって……」



母「可愛いでしょ？」



A「わかんないよ…」



勇一「A、頭痛はどう？」




A「今日はまだ大丈夫」



勇一「でも、顔が赤いなぁ……熱でも
あるかな？」



A「ないない！！ないです( 〃▽〃)」



勇一「そう？」



母「勇さんがあまりにも、色男だから
恥ずかしいのよね！」



勇一「そうなの？それなら、嬉しいな」



A「お母さん、変なこと言わないで！」



恥ずかしくて、布団を被る



勇さんの顔は完璧というか



モデルさんなみの顔立ち



身長は高く、足が長い



こんなお医者さま、ドラマの中でしか



存在しないでしょ！ってくらいの



イケメンで、目が合わせられない……




勇一「このまま順調にいけば、一週間後
退院だよ」



A「ホントに！？」



母「あら！布団から出てきた」




勇一「本当だよ！」




母「良かったね！」




A「うん！」




目が見えるようになってから



にっしーは一度も病院には



来ていない………



仕事、忙しいのかな……



∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


西島「( ´Д｀)はぁ……」




末吉「どうした？」




西島「A、見えるように
なったかなぁ……」



宇野「お見舞い行かないの？」




西島「……ダメだって…」



日高「何が？」



西島「Aの弟に……もう会わないでって
言われた…」



與「弟に嫌われるなんて、最悪やな…」



浦田「恋愛は、みんなに祝福される
方が楽だと思うよ」




西島「………」




末吉「……でもさ、反対されると
逆に燃えるよな」



日高「確かに」



西島「燃えちゃおうかなぁ…」




宇野「燃え尽きちゃえ！！」



與「言うのは簡単やけどな……」



宇野「年下のくせに、一番冷静だよね…」



西島「( ´Д｀)はぁ……」

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