LOVE 2

ハプニング ページ4

【バタンッ】


すごい雨の中、にっしーは


何度も車を降りて、ホテルと車の


往復をしてくれている……



西島「参ったな……」



A「大丈夫？」



運転席のにっしーに手を伸ばすと


全身びしょ濡れになっていた



西島「どこも空いてないみたい……
みんな家に戻れない人達が
泊まってんだろうな…」



A「どうしよう……」



西島「大丈夫大丈夫！後、何軒か
あるから行ってみるよ」



そして、最後のホテルで空き部屋が



残っていた



二人で車を降り、びしょ濡れに



なりながらホテルへと……



西島「二部屋空いてますか？」



フロント係「いえ、空いてるのは
最後の一部屋で、それもうちのホテルで
一番お値段が高いお部屋になります」



西島「……そうですかぁ」



フロント係「お値段が高いお部屋なので
空いてるんでしょうね…」



西島「値段はどうでも良いんだけど……
A、俺と一緒でも良い？」



A「…う、うん」




西島「じゃあ、お願いします」



フロント係「はい、かしこまりました」



∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


通された部屋は最上階の



スウィートルームで立派な部屋らしい



西島「広いなぁ〜」



A「そうなんだぁ……それより
にっしー、風邪ひいちゃうから
シャワー浴びたら？」




西島「Aも濡れてんだから
先に浴びな！」




A「私は大丈夫」




西島「大丈夫じゃないよ！遠慮しないで」



A「遠慮じゃないよ……」




西島「じゃあなんで？」




A「……見えないから…」



西島「そっか……」

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