Relax ＆ Chiil【2】

もういいよね？ ページ40

家に着くなり



すり寄ってくる、たか･･･



A｢･･･なんか飲む？｣



西島｢飲まない｣



A｢･･･お腹すいてない？｣



西島｢すいてない｣



A｢んーっと･･･｣



西島｢なんで俺から離れんの？｣



A｢だって･･･2人っきりになるの
久しぶりで、なんか恥ずかしい･･･
それに、さっき言われた事が
気になる･･･｣



西島｢言った事？｣




A｢･･･俺を嫌いになっても離す気ないって･･･｣



西島｢うん、本音だよ？｣



A｢･･･私を嫌いになるかもしれない｣



西島｢ないって｣



A｢･･･たかに言ってない事ある｣



西島｢･･･なに？｣



A｢･･････｣



西島｢言ってみ｣



A｢･･･この前、ディズニーに
行った時･･･｣



西島｢･･･何された？｣



A｢･･････ほっぺにキスされた｣



西島｢･･････｣



A｢･･････内緒にしててごめんなさい｣



西島｢･･･なんで言わなかった？｣



A｢･･･嫌われちゃうって思って｣



西島｢嫌いになんかなんないよ･･･
はらわた、にげくりかえってるけど･････
こっち来て｣



ソファーに座っている、たかの横に



ちょこんと座った



西島｢･･･他に隠してる事は？｣



A｢･･････たかとは、堂々と
ディズニーでデート出来ないんだなぁって
考えちゃった｣



西島｢･･･うん･･｣



A｢それから･･･たかの人気が
上がる度に･･･不安でいっぱいになる｣



西島｢･･･うん｣



A｢･･･仕事がうまくいかないとき
･･･すぐに、たかの声聞きたいって
思う時ある･･･でも傍にいなくて･･･｣




西島｢わかった･･･わかったから｣



泣く私を、優しく抱き締めながら



子供をあやすように



頭を撫でてくれる



ずっと言いたくて言えなかった事･･･



すべて受け止めてくれる



私が落ち着くと、ゆっくり重なる唇･･･



不安な気持ちを、少しずつ溶かしてく･･･



A｢･･･なんでそんなに優しいの？｣



西島｢んー･･･なんでだろ･･･みんなに優しく
するのと、Aに優しくするのでは
全然違うんだよ？
伝わってる？｣

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