Relax ＆ Chiil【2】

わかるよね？ ページ37

麻弓·父「･･･麻弓」


麻弓「･･･あの」



麻弓·父「何しに来たんだ･･･」



麻弓·母「お父さん！」



麻弓「･･･」



麻弓·父「帰んなさい」



西島「すいません、麻弓さんのアパートが
火事になってしまって帰る場所がないんです」



麻弓·母「火事！？大丈夫なの？
ケガは？」



麻弓｢１週間も前の事だから大丈夫･･･｣



麻弓·母｢どうしてすぐ言わないの！｣



麻弓｢だって･･･｣



麻弓·父｢今までどうしてたんだ？｣



麻弓｢･･･にっしーにお世話になってた･･･｣



麻弓·父｢･･････西島君･･だったかな
･･･君と娘との関係は｣



西島｢何もありません！麻弓さんは
マネージャーとして、よくやってくれてます｣



麻弓｢･･･｣



麻弓·父｢･･･そうか｣



西島｢麻弓さんは、マネージャーとして
よくやってくれてます･･･なので
認めてあげてください｣



麻弓｢･･･にっしー｣



麻弓·母｢麻弓、帰って来なさい！
いいわよね？お父さん！｣



麻弓·父｢･･･西島君がそう言うなら
いいだろう｣



麻弓｢お父さん･･･｣



西島｢ちゃんと認めてもらったんだから
素直にならないとダメだよ｣



麻弓｢･･･うん｣



西島｢･･･それから今までありがと｣



麻弓｢えっ･･･｣



西島｢会社の方には、俺から
話すから･･･言ってる意味わかるよね？｣



麻弓｢･･･にっしーのマネージャーを
外れるってこと？｣



西島｢そうだね｣



麻弓｢････｣


西島｢大丈夫！お前なら、敏腕マネージャーに
絶対なれる！こんな短い間で
マネージャーの仕事こなしてんだから｣



麻弓｢･･･私は｣



西島｢麻弓の気持ちには応えられないから｣



麻弓｢･･･そんなにAさんが
いいの？｣


西島｢いいんじゃなくて･･･
Aじゃなきゃダメなんだよね｣



麻弓｢･･･私、意地悪しちゃった｣


西島｢･･･うん｣



麻弓｢･･･帰って来ないかもしれないよ？｣


西島｢･･･うんそうだね･･･
でも、あいつ以外考えらんないから･･･
まぁ、そうなったらAの気持ちを
受け入れるよ｣



麻弓｢ごめんなさい･･･｣


西島｢障害があっても、結ばれる者は
結ばれるし･･･ダメならそれまでだよ･･･
麻弓のせいじゃない･･こうなる運命だったかも
しれないしね･･･悲しいけど･･･｣

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