Relax ＆ Chiil【2】

わかってた･･･【3】 ページ36

麻弓「私･･･にっしーの事
本気で好きです！
ファンとかじゃなくて、ずっと傍にいて
支えたい」



宇野「あのさぁ･･･」



西島「･･･どんなに言われても俺は
麻弓を好きになる事は、一生ないよ･･･
ごめんな」



麻弓「やだ･･･」




宇野「諦め悪いなぁ〜女々しい」



麻弓「宇野さんみたいに
なんでも手に入る人にはわかんないですよ！
叶わないって思ってた事が
もう少し頑張れば、届くかもしれないって
とこまできてるんです！」



宇野「私だって、手に入れたくても
手に入らない恋だってあるし
仕事だって、あんま言いたくないけど
泣くほど努力してる！
あんたみたいに、いつまでも
親に頼って生きてる奴に
とやかく言われたくない！」



西島「宇野ちゃん！落ち着こ」




宇野「うるさいっ！この際だから
言わしてもらうけど、にっしーは誰にでも
優し過ぎんのっ！
大事な女だけに優しくしてれば
こんな事にならないのにさ！
みんな勘違いするじゃん」



西島「麻弓･･･ごめんな･･･
実家まで送るから」



麻弓「いや！」



西島「俺も一緒に事情説明してやるから」




宇野「にっしー！人の話し聞いてた？
そういうのがダメなんだって」



西島「･･･みんな幸せになって
欲しいじゃん･･･世界の人とまではいかないけど
せめて、自分のまわりの人だけでも
困ってたら助けたい」



宇野「ハァー･･･いい人過ぎ･･･
まぁ、にっしーらしいけど
それで、Aちゃんが離れていっても
いいのね？」



西島「･･････Aはわかってくれると思う」



**************************************************************

宇野「真司郎！」



與「宇野ちゃん」



宇野「･･･Aちゃん、大丈夫？」



A「･･･すいません･･･色々と」



與「にっしーは？」



宇野「･･････にっしーは、あの子を
実家に送ってくって･･･」



A「･･･」



與「なんやねん･･･アホやろ･･･
どっちが大事やねん」

わかるよね？→←わかってた･･･【2】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す