2 ページ10
*
仕事の合間にチラチラスマホを確認してみたけど、まだ既読にもなってない。寝てるのかな?
「グクー、移動だぞー」
「あ、はいー」
そのあとはバタバタと打ち合わせや練習が続いてAヒョンからの返信を確認できたのはヘトヘトになって乗り込んだ車の中。
Aヒョンジニヒョンもテヒョンも朝から元気だなぁ笑
今日は少し早く終わるみたいだから電話できるかも
仕事終わったら連絡するよ
「やった…!」
「ん?なんか言った?」
「〜っ、ううん、何でもないです」
思わず出た言葉に隣でうとうとしてたジミニヒョンが不思議そうな顔してたけど、なんとか誤魔化した。
ヒョンに言ったらきっとみんなに知られちゃう。そうなったらきっとAヒョンと話せなくなるから、絶対秘密にしなくちゃいけない。
さっきまでの疲れや眠気は一瞬で吹っ飛んで早くAヒョンから連絡来ないかな、どんな話しようかなって、またニヤニヤが隠せなくて俯いた。
宿舎に戻ったら一番にお風呂に入った。
もちろんスマホも防水カバーをつけて一緒に持って入った。
お風呂から出たらジニヒョンのご飯を大急ぎで食べた。
もちろんスマホもマナーモードにしてポケットに入れてる。
「グク、そんな急いで食べなくてもまだあるよ」
「んっ、らいひょふれふ」
「ああ、もう、溢してるからゆっくり食べなさい」
そうは言われてもゆっくりしてる暇なんてないんだ。Aヒョンから連絡が来るかもしれないんだから。
ガツガツとご飯を食べ終えたら急いで部屋に戻って、スマホを片手にベッドに寝転んだ。
まだかな、もうすぐかな?
ゲームをしながら待ってたけど、なかなか鳴らない通知にだんだんと睡魔がやってきて。気づけばスマホを握りしめたまましばらく眠ってたらしい。
次に起きたのは、遠くで聞こえるバイブ音。
目が開かないから手で探り当てたスマホの画面をタップする。
「…あい、」
「ジョングク?」
「…あい、」
「ごめん、起こしちゃったかな?」
「Aひょん…」
「うん?」
「……っ!?!?うぇ?!Aヒョン!?」
「あはは、そうですよ〜Aヒョンです」
寝ぼけてた頭が一気に起きた。
Aヒョンだ!
*
237人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りり - シュガの感じが想像通りで好きです。これからもシュガにいっぱい登場してもらいたいな......更新待ってます。 (2018年12月7日 16時) (レス) id: 750d6a4b81 (このIDを非表示/違反報告)
よしこ - お仕事お疲れさまです。無理なさらないでください。続き楽しみにしています。 (2018年5月24日 10時) (レス) id: 55b0a2347b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 続き、楽しみにしてます! (2017年11月14日 19時) (レス) id: 90b0ec537d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:tnk | 作成日時:2017年10月2日 1時