トゥーセッ！の毎日

ハグのチカラ ページ5

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「チャン君はハグが好きなの？」
「チャニヒョンはいろんな人にハグしてます！」
「こらこら、語弊のある言い方しないでくださいね」


テヒョンと２人で呼ばれたラジオ番組。
この間出演した音楽祭について、いろんな先輩方の音楽を聴けて嬉しかった、いつかあんな大きな会場で単独コンサートしてみたい、そんな話をしてたんだけど。
MCヌナが、俺が先輩のヒョンたちとハグしてる写真をネットで見つけたらしく、いつのまにかそんな話題になっていた。


「チャニヒョンはいろんな先輩達と仲が良いんです」
「そうなのね。確かにすぐ仲良くなりそう」
「あまり人見知りはしないですね。先輩達と話をしてみたいなぁって思うと自分から話しかけに行ったりします」
「チャニヒョンすぐいなくなっちゃうんですよ〜」


ここぞとばかりに鼻息荒く話すテヒョンに、MCヌナも可笑しそうに笑いながら「それはちょっと心配だね」なんて頷いてる。

まぁ確かに、エンディングとかで知り合いのヒョンを見つけたらこっそり抜け出すから、あとで何度かメンバーから怒られることもある。
この音楽祭の時だって、ユンギが「うろちょろできねーように首輪つけとくか？あ？」ってドスの効いた声で言うから「もうしません」って何度も謝ったんだっけ。


「心配です。だから僕とジミンはチャニヒョン捜索隊なんです！」
「捜索隊なの？(笑)」
「なにそれ？(笑)」


そんな大層な部隊が組まれてたなんて初耳なんですけど？


「シュガヒョンやジニヒョンがゴー！って言ったら僕たちでチャニヒョンの捜索をするんです」
「あはは、じゃあこの音楽祭の時も２人がチャン君を救助したの？」
「そうであります！」


ラジオだっていうのに、びしっと敬礼するテヒョンに大笑いのMCヌナ。俺はもはや苦笑いするしかない。


「じゃあ今後も頼もしい捜索隊の２人には頑張っていただいて」
「ネ！」
「要救助者のチャン君にも気をつけていただきましょうか？」
「はい、気をつけます…」


二ヒヒ、と嬉しそうに笑うテヒョンの頭をポンと叩けば、甘えるように抱きついてきたので背中を撫でる。



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