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「ユンギヒョン、Aヒョン具合悪かったの聞いてましたか？」
一晩中作業室にいてさっき戻って来たばかりのユンギヒョン。
大体の話をすれば一度だけ頷いて、ジニヒョンの代わりに手を握って涙を拭ってあげてて、その背中に話しかけてみるけど返事は返ってこない。
こんないきなり高熱が出ることはないだろうし、前から具合悪かったんだと思う。Aヒョンのことだからまた誰にも言わなかったんだろうな。きっとユンギヒョンにさえも。
だからかな、なんだかユンギヒョンの背中が怒ってるようにも、悲しんでるようにも見える。
「ヒョン、」
「ん」
「Aヒョン、ちゃんとお説教しなくちゃね」
「…ふ、お前に怒られたらショックでまた泣くかもな」
泣いちゃうかな？
だとしても今回は僕、許してあげないよ。
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マネヒョンとジニヒョンの付き添いで病院に行ったAヒョン。
結果は風邪だったけど、熱が高いのと脱水症状を起こしかけていて、点滴を打ってから宿舎に戻るらしいとジニヒョンから聞いた。
今日は練習だけの僕たちも早く帰れそうで安心した。朝の様子だと、今一人っきりのAヒョンはきっと心細いと思う。
「Aヒョン大丈夫かなぁ？」
「一応なんかあったら連絡するようには言ってあるけどね」
「でもAヒョンが熱出すなんて珍しいですね」
「うん、普段寝込んだりしない子だから余計にしんどいと思うよ」
あぁ、心配で練習どころじゃないな。
僕だけじゃなくて、ホソギヒョンやナムジュニヒョンだってなんかそわそわしてるし、ユンギヒョンはずっと黙ったままだし。ジョングギやテヒョンもしゅんとして元気ない。
「ナムジュニヒョン、今日、」
「うん、ちょっと先生に相談してくるわ」
居ても立っても居られなくて、ナムジュニヒョンに練習切り上げてもらえないかと声をかけたら、きっとヒョンも同じこと考えてたんだと思う。ポン、と肩を叩いて練習室を出て行った。
こんな時だからこそ、Aヒョンのそばに居たい。居なくちゃ。
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りり - シュガの感じが想像通りで好きです。これからもシュガにいっぱい登場してもらいたいな......更新待ってます。 (2018年12月7日 16時) (
レス) id: 750d6a4b81 (このIDを非表示/違反報告)
よしこ - お仕事お疲れさまです。無理なさらないでください。続き楽しみにしています。 (2018年5月24日 10時) (レス) id: 55b0a2347b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 続き、楽しみにしてます！ (2017年11月14日 19時) (レス) id: 90b0ec537d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tnk | 作成日時：2017年10月2日 1時
