応援少年団 ページ34
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(ジミン side)
今日は久しぶりの１日オフ。にもかかわらず、朝からみんな一緒に宿舎を出た。
途中お気に入りのカフェで、アメリカーノとお菓子も忘れずに買ったし準備ばっちし。
「着いたぞ。いいか、昨日も言ったけど、」
「わーかってるよー！大人しくじっとしてるから！」
「…俺はお前が一番心配だよ、キムテヒョン」
ホボミヒョンのため息は聞かなかったことにして、バンを降りる。もうすっかり通い慣れた場所のはずなんだけど、いつもと違って見えてちょっとそわそわ。
なんで俺がこんな緊張してるんだろ。
周りの人に見つからないようにこっそり建物に入って、こっそり覗き見してまたこっそり撤収。
…まぁスタッフさん達にはバレバレだったけど。ほ、ほら、そこは気持ちの問題っていうかさ！メンバーもスパイみたいって楽しそうだし。
ようやく目的地にたどり着くと、先頭にいたシュガヒョンがノックもせずにドアを開けた。
「うぃーっす」
「お邪魔しまーす！！Aヌナ〜」
「ヌナ〜応援に来たよ〜」
「お疲れさまです。これ、差し入れです。皆さんで召し上がってください」
「あ、どうもヌナがお世話になってます」
「わぁヌナふわっふわだーかわいいねぇ」
「ほんとだ、似合ってますししょー！」
そう、今日はAヌナの、wizzzのテレビ初出演の日！ということで、みんなで応援に来たわけです。
ガヤガヤと控え室に入ると、メイク台の前に座ってるAヌナは、突然やって来た俺たちをチラッと見ただけで、特に何か言うこともなく大人しくメイクされてる。
なーんだ、案外落ち着いてるのかな？と思ったけど、
「ぶはっ、ヌナめっちゃガチガチじゃん！」
「ばかやろぉ！笑い事じゃないんだよ〜」
爆笑するホビヒョンをぽかぽか叩くAヌナ。近づいてみたら、ヒョンが言うとおりめちゃくちゃ緊張してた。だって顔が怖い。ちょっと涙目だし。
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作者名：tnk | 作成日時：2016年10月16日 22時
