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*
「Aヌナ、もみくちゃって、怪我したり」
「ヤーあんたねぇ！何してくれてるの！？」
「え、なに？なにが？」
胸ぐらを掴む勢いで詰め寄れば、両手を上げて降参ポーズのまま慌てふためくホソク。
「あんた達のせいで！私の優雅な朝はめちゃくちゃなんだけど？！」
「え、なんで？」
「なんでじゃないわよなんでじゃー！」
この野郎しらばっくれやがってー！！
我慢できずに胸ぐらを掴んでグラグラと揺さぶってると、ホボミオッパに後ろから羽交い締めにされて止められた。
「どうどう、Aどうどう」
「馬か！ここにれっきとしたホースがいるのに私が馬扱いか！」
「れっきとしたホースってなに！？違うよ！？ホースじゃなくてホープゥ！！」
「悪い悪い。で、なんでこいつらのせいなんだ？」
「だいたいオッパもオッパですよ！」
「お、おお？」
「なんでこの子達がぺらぺら喋るの止めなかったんですか！」
「「しゃべる？」」
「〜っミョリンちゃん！！」
「はぁーい」
こんな時でもミョリンちゃんは可愛い。
返事しただけなのに。たったの2文字。なのに可愛さが滲み出てる。
戸籍上、いやむしろ生物学上では同じ女のはずなのだけど。この差は一体…？
ってそんなことはどうだっていいんだよ！いや、よくないけども！今はこの議題は一旦保留！
「GYLONの今月号貸して！」
「ちょっと待ってくださいね〜」
「GYLON…？……あ」
「あって何だよ、何したんだお前」
「いや、俺たちは何もしてないですよ、」
「どの口が言うかどの口がぁー！！」
「どうどう…」
ミョリンちゃんから借りたGYLONの例のページを開いて、２人の顔面に押し付ける。
「へぶっ」
「こーれーのーどーこーが何もしてないってぇー？」
*
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作者名：tnk | 作成日時：2016年10月16日 22時
