先輩以上になりたい！【竈門炭治郎】

5,初恋（炭治郎side） ページ6

...わぁ！この部屋、すごく気分が良くなる...！


自然の恵みで溢れた良い匂い...。
きっと、さっきあの女性が言っていた女の子の匂いだろう。


...あれ、でもこの匂い、どこかで...。



気分がリフレッシュされ、思考回路の巡りが良くなってきた俺はベッドを探した。


あっ！あった！...え？

...え？...ちょ、ちょちょちょっと待ったあああああ！！！！


え？マジか？俺は夢を見ているのか？それとも天国に居るのか？

...俺の好きな人、同じ大学のAちゃんがベッドで気持ち良さそうに寝ているではないか！！！！！！！！


うおおおおおおおお！！！！！このチャンス、絶対に逃さない！！！！！




(回想シーン入りまーす)


Aちゃんは、大学一年生で、俺は二年生。
つまり、先輩、後輩関係。


Aちゃんを今年の大学の入学式で見た瞬間、俺はAちゃんがずば抜けて可愛いと思った。

入学式が終わった後、たまたまAちゃんと廊下ですれ違い、Aちゃんが荷物を落としたので、それを俺が拾うと、

「あ、ありがとうございます！私は、入学したばかりのAAと言います！
宜しくお願いします！」

と、世界中で唯一だろうと思われる最上級の笑顔を見せてくれた。



その瞬間、俺は生まれて初めて、恋をした。

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