36 紹介 ページ37
炭治郎side
今日は学校終わりにAを家に連れて行った。
「こんなことまた聞くの変なんだけど俺たち付き合っているんだよな？」
「うん、そうだよ？」
「だよな…！」
家までの道のり、俺は何回か不安になりながらもAと好きの再確認をしていた。
「……」
「……」
「あ、あのさ俺たち付き合っているってことで……」
「うん、合ってる！」
Aは体を前に乗り出し俺の腕を引っ張る。
そして大丈夫だと言わんばかりにぎゅっと体を密着させる。
本当にかわいい。
俺は顔をにやけそうになりながらも自分の家まで彼女と一緒に足を進めた。
するとパン屋の外ではすでに禰豆子が待っていた。
「お兄ちゃんおかえり！」
そして俺の隣の彼女に気づいたのかこちらへ駆け寄る。
「あ、いらっしゃいませ、今日も買っていきますか？この前新作ができたばっかりなんですよ！」
禰豆子は急に俺の彼女に対して客の対応をする。
その禰豆子の口ぶりは常連さんと話をしてるよう。
「え？」
俺はよくわからず禰豆子と彼女の顔を交互に見る。
すると禰豆子も何がおかしいのか分からない顔をする。
｢えっと…｣
口を開いたのはA。
俺の方を上目遣いして小さい声で話し出す。
｢実は炭治郎には内緒でかまどベーカリー通ってました…｣
俺は驚いて口がぽかんと開く。
どうやら俺と彼女の間で距離ができていた時にこっそり行っていたらしい。おそらく彼女が辛い思いをしていた時も実は通っていてSOSを送ろうとしてたのかもしれない…ともとれて不甲斐なく思えた。｢そうだったのか、気づけなくてごめん｣と言えば彼女は察してくれたようで｢ううん、こちらこそずっと黙ってたし｣と優しく言う。
そんな俺たちの様子を見て一番戸惑っていたのは禰豆子だった。
まさか常連になっていたお客さんが兄の彼女…だなんて急に言われてもどう対応したらいいか分からないだろう。
俺はとりあえず家の中に場所を移そうと提案した。
｢なあんだ、そういうことだったんですね｣
｢はい、実は…！｣
ざっくり俺が禰豆子に常連になった客が俺の彼女でもあるということを説明すると禰豆子はすぐに理解して彼女を受け入れてくれた。
｢それにしてもAさんってかわいらしい名前…｣
｢ほんとですか嬉しいです！｣
そして禰豆子とAはこの数分で随分と打ち解けていて俺は安堵した。
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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました！ありがとうございました🙇 (2022年4月5日 17時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - chiaki0708さん» 本当に感謝です、指摘いただいてなかったら一生あのままでした…泣 (2021年12月4日 13時) (レス) id: 77e8970457 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki0708(プロフ) - 俺の？？？彼氏？？？夢主ちゃんおとこ？ (2021年12月3日 22時) (レス) @page39 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - りんないさん» コメントありがとうございます…！夢主ちゃんとことん可愛く脚色させて頂きました、私も可愛く生まれたかったです(笑)更新遅めですが頑張らせて頂きます！ (2020年6月8日 1時) (レス) id: a6eb1143e2 (このIDを非表示/違反報告)
りんない - 炭治郎がいろいろ困ってるのかわいすぎます…！夢主ちゃんみたいな可愛い子に生まれたかった…更新頑張ってください！！ (2020年5月30日 19時) (レス) id: 99e12d5a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわむにゃ | 作成日時：2020年5月21日 2時
