35 のろけ？ ページ36
善逸side
皆さんお久しぶりです、善逸です。
今日学校へ来て炭治郎とお弁当を食べようとまたいつものように誘ったのですが、明らかに彼の様子が可笑しくて今すぐここから消え去りたいです。
「本当に幸せだ……」
「それ何回目だよ、炭治郎」
炭治郎は顔をほんのりと赤く染めていてぼうっとどこか一点を見つめているように見える。
「善逸聞いてくれ、俺ついに…き、、」
「き？」
「きす」
俺もぼうっと聞いてきたら炭治郎は訳の分からないことをまた言い始める。
…今お前、キスって言った？
「キス？？？」
「そうだ、キス……」
「いやあああああああああああああああ！！」
俺は炭治郎には縁遠い言葉が彼の口から出てきたことに驚いて後ずさりし距離を5mほど置く。
何を言っているんだ。
「最後まで聞いてくれよ、Aとキスを…」
「ぎゃあああああああああああああああ！！」
俺は奇声を上げる。
確かに俺は今まで炭治郎の恋愛相談(？)みたいなことしてたしサポート立場だったかもしれないけど、炭治郎が花染さんとキスをしただなんて正直耳にも入れたくなかった。
俺のように同級生でまだな奴に対してマウント取ってくるの最低だぞ？？
「てか炭治郎、いつの間にか付き合ってたのか？！！！」
「え、ああ…言ってなかったけ」
どうやら炭治郎は一週間前ぐらいに花染さんと結ばれたらしい。
嘘だろ……。
最後に俺に相談したときは確か花染さんを友人だって言ってたはず。
なんとかうまく付き合えることになったのはおめでたいけど俺からしたらもう急すぎて…しかも炭治郎が…正直恋愛下手だろうと勝手に思ってたし。
まあでもあそこまでデレデレだったらやっぱり時間の問題だったか。
俺は一旦冷静になって炭治郎の顔を横目に見る。
前に見た顔より圧倒的に目が穏やかで口角が優しく上がっていた。
なんか何言っても惚気で返されそう。
「おめでとう」
「！……ありがとう善逸」
「禰豆子ちゃんにも報告したのか？」
「ああ、もちろん。今日家に連れてって紹介するんだ」
「いい彼氏になれよ」
花が咲いたようににぱっと笑う炭治郎に俺は素直に祝っていた。
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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました！ありがとうございました🙇 (2022年4月5日 17時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - chiaki0708さん» 本当に感謝です、指摘いただいてなかったら一生あのままでした…泣 (2021年12月4日 13時) (レス) id: 77e8970457 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki0708(プロフ) - 俺の？？？彼氏？？？夢主ちゃんおとこ？ (2021年12月3日 22時) (レス) @page39 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - りんないさん» コメントありがとうございます…！夢主ちゃんとことん可愛く脚色させて頂きました、私も可愛く生まれたかったです(笑)更新遅めですが頑張らせて頂きます！ (2020年6月8日 1時) (レス) id: a6eb1143e2 (このIDを非表示/違反報告)
りんない - 炭治郎がいろいろ困ってるのかわいすぎます…！夢主ちゃんみたいな可愛い子に生まれたかった…更新頑張ってください！！ (2020年5月30日 19時) (レス) id: 99e12d5a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわむにゃ | 作成日時：2020年5月21日 2時
