しにたがりの光柱【鬼滅の刃】

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少し時間は遡り


しのぶside



お館様のお屋敷を後にし煉獄さんと共に帰路を辿っている途中




｢...胡蝶も気づいているとは思うが｣





さっきまで黙っていた煉獄さんが口を開いた。



｢東雲は俺達には聞こえない声が聞こえているような感じがした｣




確かにそうです。
あの時、Aさんは急に泣き出したし謝りだした。



｢その｢聞こえない声｣というのがミソですね。仮にAさんが本当にそのような血鬼術に掛かっているのならどんな声が聞こえているのか｣




そして私はさっき起こったことを全て煉獄さんに話した。



｢むぅ、急に謝り泣き出した.....ならば何か東雲を罵倒するような言葉が聞こえていると考えるのが1番だろう！｣



｢........血鬼術(その)せいでAさんがまた良くないことを考えなければ良いのですが｣



｢そうだな！！｣
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｢もう遅くなってきたから着いて行こう！｣と煉獄さんが言ってくれた為共に蝶屋敷付近まで来た時




｢因みに光柱に掛けた血鬼術は僕と同じ人の心の声が聞こえるっていう血鬼術......って光柱にはそう言ったんだー。まぁ嘘なんだけどね！｣




という声が聞こえました。
血鬼術...？光柱...？



｢煉獄さん｣


｢あいつは確かに東雲に血鬼術をかけた鬼だ！｣




.......あいつが全ての元凶の鬼....！！！



そう思うと体が勝手に動いていた。









｢蟲の呼吸 蝶ノ舞 戯れ｣

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