しにたがりの光柱【鬼滅の刃】

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善逸side




｢僕は君たちを殺すつもりは無いさ。君たちが刀を抜かない限りはね｣



｢うるせぇお前は俺が倒す！！｣





伊之助が猜疑に向かって走り出すと





｢二刀流の剣士なんて久しぶりに見た気がするよ！｣




猜疑は目にも止まらぬ早さで伊之助の刀を奪い手に持っていた。




｢猪くん今、｢いつの間に取ったんだ｣って思ったよね｣




｢！！｣



図星だったのか伊之助は少し体を動かした。



｢僕はね、君たちの心の声が聞こえるんだよ。だからどんな攻撃を仕掛けようとも僕にはお見通しってことだよ｣





心の声が聞こえる....？

じゃあ今俺はこんなこと考えてるってことが筒抜けってこと！？



｢そういうこと！｣




何こいつ怖い！！！




｢因みに光柱に掛けた血鬼術は僕と同じ人の心の声が聞こえるっていう血鬼術......って光柱にはそう言ったんだー。まぁ嘘なんだけどね！｣




猜疑は伊之助の刀をクルクルと振り回しながら楽しそうに言う。

ていうか血鬼術の内容は欺いてたって事？
何か訳わかんなくなってきたよ
本当は何なんだよぉ！！




｢本当はね___おっと、また人が来たみたいだ｣









｢蟲の呼吸 蝶ノ舞 戯れ｣


｢炎の呼吸 伍ノ型 炎虎｣

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