しにたがりの光柱【鬼滅の刃】

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しのぶside



あの日から



Aさんは酷く落ち込んだらしかった。



私たちは、Aさんはしょぼくれてもすぐに元気になるだろうと思って話を聞いてあげられなかった。



ご飯も食べていないのか日に日に痩せ細り



任務にも支障が出ているとお館様からも言われ



遂には何度も何度も自決しようとする程になってしまった。




全て私のせいなんです。





私があのとき止められていたら______




｢___さん、しのぶさん！！大丈夫ですか？｣




｢あ....すみません｣




かなりぼーっとしていたんでしょう。
竈門くんに顔を覗き込まれるまで気づかなかっただなんて。





うっかりです。




｢今日はありがとうございました。竈門くんは怪我の治療等もあるので戻ってくださいね｣



｢はい！失礼しました！｣



｢.....ふぅ｣





仕事も一区切りついたことだし


少し気分転換をしようと思い外に出た時



ﾊﾟﾘｨｨｨｨﾝ!



Aさんがいたはずの部屋の窓ガラスが割れる音がして

まさかと思って急いで部屋の方へ向かった。
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Aside




｢おいお前！俺と勝負しやがれ！！｣


『...え？』



今は大人しく布団で寝ようと思ってもう少しで眠りにつけるというときに


部屋の扉が勢いよく開き、猪の頭を被った男の子がやって来た。

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