名字が平野に変わります2

(体調不良4) ページ22

紫耀side

薬を飲んでから4時間。

少し薬が効いたのか、Aはスヤスヤと寝ている。


こんなに小さい体で毎日毎日あんなに忙しかったらそりゃあ倒れるよね...

そーっとAの体に体温計を刺してみる。

下がっててくれたら嬉しいんだけどなぁ

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

紫「え、」

そこに表示された数字は"38.2"だった。

...こんなにスヤスヤ寝てんのに38度も熱あるの!?
確かに夜は熱上がるって先生言ってたっけ...

冷えピタ...とか色々買いに行きたいけどその間にAが起きたら大変だしな...仕方ない。頼もう。


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
紫「もしもし、れん？ちょっとお願いがあるんだけど...」

永「なんや？お使いか？なんでも買ってくで」

紫「冷えピタとゼリー系お願い...」

永「お安い御用！すぐ届けるから！」



...



ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

永「紫耀、買ってきたで」
「Aちゃんの調子どうや？」

紫「スヤスヤ寝てて熱下がったのかなって思ったんだけど、まだ38度あった」

永「え、Aちゃんすごいな、」
「とりあえず、冷えピタ貼ってあげて」

紫「うん、ありがとう」

永「じゃあ、俺明日朝からドラマの撮影だから帰るわ」

紫「忙しいのにわざわざごめんね、」

永「気にすんなって、Aちゃんのためならお安い御用や！笑」

紫「ふっ、笑 ありがとう」

永「じゃ、」



俺の時も冷えピタ持ってこいよって心の中で思いながらもれんの優しさに助けられた。


俺は朝まで寝ないでAのそばにいて、冷えピタ変えたり、起こして水分摂らせたりして看病し続けた。






窓を見れば外はもう明るかった。

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