風が七吹き ページ8
厨房の中に、`ご馳走様`と声を掛けると
お皿を洗っていた燭台切と歌仙がこちらに気づく
「わざわざ、私の部屋まで朝ご飯運んでくれたんだよね。ありがとう」
「どういたしまして....って、その怪我どうしたんだい？」
薬研に包帯を巻いてもらっているところを、燭台切が不思議そうに眺めた
そんな彼から目をそらすようにして、口ごもっていると
小狐丸がひょこりと顔を出した
「ぬしさまは、朝から加州殿を訪ねたのですよ」
「ええ?!....全く、朝っぱらから雅じゃない....」
ああ、小狐丸!!!
さっき薬研に`一人で加州のところにいくのは頂けないな`と
三十分ほど、みっちり怒られたことを思い出してしまう
燭台切も歌仙も、どことなくお母さんっぽい
どんどん、二人の端正な顔が歪んでいく
.........やっぱり、お説教が始まるのか
「いいかい？主。昨日も言ったけど、かっ」
「おお!!!雲様!!!!ここにいらっしゃいましたか!!!!!!」
説教が今にも始まろうとした時＿＿こんのすけが厨房に飛び込んできた
相当探していたようで、その顔に疲労の色がにじんでいた
ともあれ、彼らからの説教を免れれたのだ
こんのすけは、神か何かだろうか
「どうしたの？」
「雲様！演練に行ってはみませんか？」
唐突だった
新しい、政府からの仕事だろうか
「.........演練？」
「はい。流石に`出陣`では、荷が重いので
手始めに、別の本丸の刀剣男士との`模擬戦闘`でございます!!!」
出陣は最高、六人できるらしく
とりあえず、その六人を決めることになった
........どうやって決めるんですか？
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月夜桜(プロフ) - 失礼致します、「風が二十九吹き」が非公開となっているようです。 (2018年6月30日 9時) (
レス) id: 02630f3ef1 (このIDを非表示/違反報告)
AKASAN(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます、頑張ってください！！ (2018年6月29日 13時) (レス) id: 1168bef346 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 面白いですね！これからも頑張ってください！あと、方便ではなく、方言ではないでしょうか？間違っていたらすみません。 (2018年6月25日 0時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：露草浅葱 | 作成日時：2018年5月22日 15時
